かつて明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョー(35)が、ブラジル1部コリンチャンスを退団。新天地は元柏レイソルMFヒシャルジソン(30)らを擁するセアラーSCに決まった。
ジョーは2020年4月、名古屋グランパスと契約期間中であったにもかかわらず無断で帰国し、ブラジル1部コリンチャンスと契約。コリンチャンスで2年以上にわたりプレーしていたが、今年に入ってトレーニングの無断欠席を繰り返すと、6月9日に2023年12月まで残していた契約の解消でクラブと合意。2023年12月まで残っていた契約を解消し、18か月分の給料をはじめ総額1430万レアル(約3億8500万円)の受け取りを放棄したとみられていた。
しかしブラジルメディア『グローボ』の報道によると、コリンチャンスは同選手に対する負債を抱えていたとのこと。負債の金額については明らかになっていないものの、両者は2カ月間にわたり契約解除の条件を揃えるための話し合いを続けてきたという。
そして今月9日になって、コリンチャンスは正式にジョーと契約解除。すると、セアラーSCが同選手の獲得を公式発表。元FC東京のFWジャエル(33)や元レノファ山口のFWイウリ(26)らとチームメイトになった。
なお名古屋グランパスは、ジョーの契約問題を巡る裁判でコリンチャンスや同選手に勝訴。賠償金260万ドル(約3億5000万円)を受け取ることになっているが、今月はじめの時点でも支払われていない。
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