日本代表MF守田英正(27)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララからスポルティングCPへ完全移籍することがほぼ確実となったようだ。21日、ポルトガル紙『レコルド』をはじめ複数メディアが一斉に報じている。
スポルティングCPとCDサンタ・クララは今年3月に守田英正の獲得交渉を始めたと伝えられると、先月末に「移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)」という条件で大筋合意。先週にはスポルティングCPが早期取引成立にむけて移籍金を380万ユーロ(約5億1000万円)まで増額したと報じられていた。
ただ先週になって、CDサンタ・クララの経営権が中国の投資グループに移行する見通しであることを理由に守田英正の移籍交渉が白紙になる可能性が浮上。ポルトガル紙『A BOLA』はスポルティングCPがCDサンタ・クララ側の移籍に関する手続きが遅れていることにより、ターゲットを変更する可能性があると伝えていた。
しかし、ポルトガル紙『レコルド』は20日に「スポルティングCPの移籍金380万ユーロによるオファーを、CDサンタ・クララ株式の48.6% を保持する(中国人投資家の)グレン・ラウによって受け入れられるだろう」
「近い将来、CDサンタ・クララのオーナーが変わるかもしれないが、選手自身がすでにスポルティングCP移籍を望んでいることを明かしているため、CDサンタ・クララ内部の変化は、スポルティングCPとモリタの契約を危険にさらすことはないはずだ」と伝える。
すると『レコルド』は翌日に守田英正がスポルティングCPと4年契約を結ぶことが決定的になったと大々的に報道。『A BOLA』は「(移籍手続きが)絶えず延期され、CDサンタ・クララのリカルド・パチェコ会長が公然と憤りを示すまでに至っていた。しかし(CDサンタ・クララ内部の)問題はすべて解決し、来週からモリタがスポルティングCPの一員になる」と、近日中にも同選手のスポルティングCP移籍が公式発表される見通しを示している。
なお、スポルティングCPと守田英正の契約には4500万ユーロ(約60億8000万円)の契約解除金も設定される模様。昨年1月に川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍してから、わずか1年半でさらなるステップアップ移籍を果たすことになるようだ。
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