FIFAワールドカップ・カタール大会欧州予選プレーオフ準決勝では、北マケドニア代表がイタリア代表相手に大金星をあげている。その北マケドニア代表の一員であり、かつて横浜F・マリノスなどJリーグ複数クラブでプレーしていたMFダビド・バブンスキー(28)とFWドリアン・バブンスキー(25)が喜びを爆発させた。
北マケドニア代表はカタールW杯欧州予選・グループJでドイツ、ルーマニア、アルメニア、アイスランド、リヒテンシュタインと対戦。10試合で勝ち点18を獲得したものの、9勝1敗の首位ドイツから9ポイント差の2位で終えてプレーオフに回っていた。
その北マケドニア代表は24日、イタリア南部パレルモでイタリア代表と対戦。前半から防戦一方の試合展開となりシュート32本を浴びたものの後半アディショナルタイムの90+2分にFWアレクサンダル・トライコフスキ(29)のゴールで先制。見事1-0で勝利し、プレーオフ決勝へ駒を進めている。
兄ダビドと弟ドリアンはイタリア戦でともに出場機会がなかったものの、試合後にチームメイトと喜びを爆発させる時の写真や動画をツイッターに投稿。また兄ダビドは、イタリア戦前の記者会見で「代表チームに復帰できてうれしいね。初めて代表に選ばれた時と同じように義務感とプライドを持って戦うよ。僕たちに待ち受けている難しさについては分かっているけど、強敵相手でも戦えることはこれまで証明してきた」と強気のコメントを残していたが、W杯優勝経験のあるイタリア代表相手に自分たちの実力を発揮している。
なお、兄ダビドは代表戦で過去に7試合出場していたが、最後のピッチに立ったのは2017年3月のロシアW杯欧州予選・リヒテンシュタイン戦である。そして弟ドリアンはこれまでA代表に招集されたことがなかった。北マケドニア代表は今月29日にW杯出場権をかけてポルトガル代表と対戦するが、果たしてこの大一番でバブンスキー兄弟が揃ってピッチに立つことはあるのだろうか。
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