Jリーグ ヴィッセル神戸

イニエスタにつづきボージャンも金言!バルセロナ“後輩”ペドリに「すでにエリートだが…」

ペドリ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)につづき、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)もバルセロナのスペイン代表MFペドリ(19)にアドバイスを送った。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ペドリはラス・パルマスで頭角を現すと、2019年9月にバルセロナへの完全移籍が決定。2019/20シーズンは1年レンタルという形でラス・パルマスでプレーしていた。そしてバルセロナの一員として迎えた2020/21シーズンはリーグ戦で28試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で6試合に先発出場し、EURO2020や東京五輪男子サッカー競技にも出場。今季は筋肉系の怪我により開幕直後から長期離脱を余儀なくされたが、先月12日のスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝・レアル・マドリード戦で復帰している。

 一方、ボージャンは2007年に16歳という若さでバルセロナのトップチームに昇格。イニエスタやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)らとともにプレーし、2010/11シーズンまでの在籍期間で3度のラ・リーガ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験。本人もバルセロナに対する愛着を持っていたものの、2011年7月に出場機会を求めてローマへ完全移籍していた。そしてローマやミラン、アヤックスなど複数クラブを渡り歩いた後、昨年8月にヴィッセル神戸へ加入し、イニエスタとの再会を果たしている。

 そんなボージャンは『アス』のインタビューで、ペドリへのアドバイスを求められると「僕は(他の選手に対して)アドバイスをするような人間ではないし、すでにエリートの仲間入りをしている選手たちにはなおさらそうだよ僕の経験について話すことはできるね」

 「日々の生活に集中して、今いる瞬間を大切にすることを勧めるよ。(キャリアの)道のりが長いということを意識しよう。彼(ペドリ)はすでに(エリートの領域に)達している。ただ大切なのは(自分自身を)信じ続けること、戦い続けること、ハードワークし続けること、そしてひとりの人間としてもサッカー選手としてもトレーニングを続けることなのさ」とコメント。サッカー選手として長い間にわたって活躍するために秘訣を語っている。

 なお、ペドリに対してはイニエスタもスペイン紙『スポルト』のインタビューを通じて「ペドリは才能に溢れた素晴らしい少年だ。彼はきっとバルセロナでもスペイン代表でもチームを象徴するような存在になるだろうね」

 「僕自身も他の選手と比較されるような経験をしたと彼には伝えたんだ。彼は自分らしく、自分のやり方を楽しみながら成長し続けなければならないね」とメッセージを送っていた。ペドリはバルセロナの未来を担う逸材として期待されているだけに、バルセロナで多くのことを経験してきた先輩の言葉をしっかりと受け止めているはずだ。