明治安田生命J1リーグを率いるリカルド・ロドリゲス監督は、外国籍選手を獲得する時の基準について語った。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。
浦和レッズは昨季終了後、当時徳島ヴォルティスを率いていたリカルド・ロドリゲスを招へいすると、今年3月末にはエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)を獲得する。
そして今夏の移籍ウィンドウでは、スーペルリーガ(デンマーク1部)のミッティランから元デンマーク代表CBアレクサンダー・ショルツ(28)を完全移籍により獲得。日本代表DF酒井宏樹(31)やFW木下康介(26)と欧州でプレーしていた日本人選手も迎え入れると、シーズン終盤に名古屋グランパスや鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸などとし烈な上位争いを展開し、6位でフィニッシュ。また、天皇杯では今月12日に行われた準決勝・セレッソ大阪戦で2-0と勝利。19日開催の決勝戦で大分トリニータと激突する。
その中、リカルド・ロドリゲス監督は『アス』のインタビューでスペイン人選手を獲得する可能性について質問を受ける。すると指揮官は「日本人選手をとても気に入っている。外国人選手については、人柄はもちろん、ゲームモデルやチームにどのように適応するのか見極めている」
「文化の観点から、日本にやって来た外国人は、努力では誰にも譲れないというような模範的な選手でなければいけない。努力をしなければ、日本人から尊敬されない。やがて不信感を抱くようになり、チーム内で衝突が起こる。私が日本で学んだことは、外国人選手は技術的・戦術的なレベルで差をつけ、多くの努力をしなければならないということです。そうでなければ、Jリーグで成功することは難しい」とコメント。外国籍選手に対してプレーのみならず、普段の振る舞いも含めて高いレベルを求めていることを明かした。
浦和レッズではショルツやユンカーが結果を残している。そんな2選手に対して、リカルド・ロドリゲス監督はさらなる期待を寄せているはずだ。
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