マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーの獲得に乗り出しているが、本人は今夏残留を望んでいるかもしれない。21日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在30歳のトリッピアーは、2019年夏にトッテナム・ホットスパーからアトレティコ・マドリードへ完全移籍により加入。昨季は公式戦31試合で先発出場するなどディエゴ・シメオネ監督からの信頼を勝ちとっていた。そして今季は賭博に関する規定違反で10週間の出場停止処分が科されたものの、右サイドバックのレギュラーとして公式戦35試合で先発出場。2013/14シーズン以来となるリーグ優勝に大きく貢献していた。
トリッピアーはアトレティコとの契約を2023年6月まで残している。しかし、同選手の去就を巡っては、マンチェスター・ユナイテッドが移籍1200万ユーロ(約15億6000万円)でオファーを提示したものの、アトレティコが却下。また、今週に入ってパリ・サンジェルマンからの関心も伝えられている。
その中、トリッピアー本人は「(アトレティコで)自分のプレーが大きく改善したよ。特に守備面でね。(ディエゴ・)シメオネのもとで僕はひとりの選手として成熟したし、多くを学んだ」とアトレティコでのキャリアに好意的なコメントを残していることから、今夏残留に向かっているという見方が周囲で広まっているようだ。
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