インテルが保有権を持つ元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランは、今年1月にカリアリへレンタルにより再復帰していたが、カリアリへの完全移籍間近に迫っているようだ。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
ナインゴランは2018年にローマからインテルに移籍したものの、アントニオ・コンテ前監督の構想から外れたことにより、2019年夏に1年レンタルでカリアリへ復帰。昨夏に一度インテルへ戻っていたが、負傷離脱もあり出場機会に恵まれず、今年1月に再びカリアリへ舞台を移していた。
同選手はカリアリへのレンタル移籍後、累積警告による出場停止となったセリエA第33節・ローマ戦を除いたリーグ戦全試合で先発出場。セリエB降格の危機に瀕していたチームを残留に導いている。
ナインゴランの去就を巡っては、すでにカリアリと選手サイドが来季もチームにとどまることで合意に達している模様。また、インテルも今夏のマーケット期間で資金を捻出する必要性に迫られていることもあり、同選手の完全放出に応じるようだ。
インテルで成功を収められなかったナインゴランだが、古巣で完全復活を果たしたことに満足しているだろう。来季以降もカリアリの中心選手としてチームをけん引することになりそうだ。
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