明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去を持つFW鈴木優磨はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)からスュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェへ移籍する可能性があるが、現ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督のもとでプレーすることになるかもしれない。14日、トルコメディア『Fanatik』が報じている。
レーブ氏は2006年にユルゲン・クリンスマンの後任としてドイツ代表監督に就任。2014年にはFIFAワールドカップ・ブラジル大会で優勝を果たしていたが、2018年のロシアW杯ではグループリーグ最下位での敗退を受けて周囲から批判に晒されるとUEFAネーションズリーグでも決勝ラウンド進出を逃していた。
同氏はドイツサッカー連盟(DFB)との契約期間を2022年のカタールW杯終了後まで残していたが、今年6月に開催予定のEURO2020を最後に退任することが決まっている。
同氏の去就を巡っては、今年3月に本人がスペイン語の習得にむけてレッスンの受講を開始したことから、スペインのクラブで指揮を執る可能性が伝えられていた。
一方、フェネルバフチェは昨夏にエロル・ブルト監督を招へい。しかし、今年3月下旬に行われたベシクタシュとの直接対決でドローに終わると、フェネルバフチェ試合翌日にブルト監督の解任を発表。現在はエムレ・ベロゾール氏が暫定的に指揮を執っているが、クラブ首脳陣は今夏のレーブ氏招へいを狙っているようだ。また、レーブ氏は1998/99シーズンにフェネルバフチェを率いており、今夏の招へいが実現すれば23年ぶりの復帰となる。
なお、フェネルバフチェは鈴木優磨の獲得にむけて今週から代理人との交渉を開始しているほか、STVVに対してはすでに移籍金450万ユーロ(約5億9000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億2600万円)という条件でオファーを提示している。今季さらなる成長を遂げた鈴木優磨は、レーブ監督の指導を受けることになるのだろうか。
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