明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島やプレミアリーグのアーセナルに在籍した過去を持つ日本代表FW浅野拓磨がセルビア強豪クラブのパルチザン退団を表明したことに関する問題で、現在クロアチア1部のNKヴァラジュディンに在籍しているDF浦田樹がクラブ側の対応について自身の見解を示した。
浅野拓磨はシュツットガルトやハノーファーへレンタル移籍で在籍した後、2019年夏にアーセナルからパルチザンへ完全移籍により加入。今季は左ウイングを主戦場にここまで公式戦38試合に出場し21ゴール10アシストをマーク。リーグ戦では18ゴールをあげており、欧州1部リーグにおける日本人の最多得点記録を更新していた。
しかし、浅野拓磨本人は今月2日の自身のブログを通じて給与未払いやクラブ側の対応を理由に契約解除に踏み切ったことを発表。これに対してパルチザン側は公式サイトを通じて同選手があくまでも一方的に契約解除を表明したにしかすぎず、契約不履行であるという内容の声明を発表している。
この問題について浦田樹は自身のSNSアカウントを通じて「僕もウクライナ時代に給料未払い、不当な契約解除などがあった。僕以外の外国人選手4人も同じ扱いだった。正直言って、話が通じないレベル。ヨーロッパリーグに出てるクラブでもこんな感じのことが当たり前に起こるのが東ヨーロッパ。裁判で対抗するにしてもリスクや大きな労力がかかる」と意見を述べている。
現在24歳の浦田樹は2015年にジェフユナイテッド市原・千葉の下部組織からトップチームに昇格。ブラジルでのプレーをへてFC琉球やギラヴァンツ北九州に在籍し、2019年にウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)のゾリャ・ルハーンシクに加入していたが、昨年1月に契約を解除していた。
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