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J1福岡の川森敬史社長、鳥栖戦での一部サポーターの行動に「あれは後押しになっていません」

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 明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡は21日にアウェイの駅前不動産スタジアムで第6節・サガン鳥栖戦に臨んだが、アビスパ福岡の川森敬史代表取締役社長がこの試合における一部サポーターの行動に言及している。

 J1リーグの舞台で5シーズンぶりに実現したライバル関係にある両クラブによる対戦は、前半からホームのサガン鳥栖がポゼッションを握る展開となるが、アビスパ福岡もゴール前での堅い守備により決定機を許さない。0-0で折り返した後半もサガン鳥栖がボールを握りながらアビスパ福岡ゴールに迫るも最後まで得点は生まれず、両者が1ポイントを分け合う結果となった。

 しかし、この一戦では一部のアビスパ福岡サポーターが声を出しての応援をするなどJリーグのガイドラインに違反する言動をとったことが大きな問題として多くのサポーター間で話題になっている。その中、川森敬史代表取締役社長は自身のSNSアカウントを通じて「せっかくのダービーでしたが、ルールを守れない方々がいて非常に残念でしたし、コロナ禍ほぼ一年間ガイドラインルールを守って生活して試合に臨んでいる選手たちに申し訳ない気持ちです。あれは後押しになっていません。毅然とした対応を取らせて頂きます」とコメント。近日中にもクラブから何らかの処分を行う考えを示した。

 昨季終了後にDF宮大樹、そしてトレーニングキャンプ終了直後にFW金森健志がサガン鳥栖からアビスパ福岡へ完全移籍により加入したこともあり、Jリーグファンの間でより注目度の高い一戦となったダービーマッチだったが、新型コロナウイルス対策に基づいた規定を逸脱した行動が好ゲームに水を差す格好となってしまった。