パリ・サンジェルマン(PSG)は年内にもトーマス・トゥヘル監督の解任に踏み切ることがほぼ確実となっているようだ。24日、ドイツ紙『キッカー』をはじめ主要メディアが一斉に報じている。
トゥヘルはボルシア・ドルトムントを率いた後、2018年夏にPSG指揮官に就任。2018/19シーズンはリーグアンとトロフェ・デ・シャンピオンと2つのコンペティションにおけるタイトル獲得にとどまったものの、昨季は国内タイトルすべてを手中に収めたほか、UEFAチャンピオンズリーグでも決勝まで駒を進めていた。
しかし、今季は第2、3節で連敗を喫すると、その後も勝ち点の取りこぼしが目立ち、17試合を終えた時点で首位オリンピック・リヨンから1ポイント差の3位に甘んじていた。一方、UEFAチャンピオンズリーグではグループステージを首位で通過。ベスト16ではバルセロナとの再戦がすでに決まっている。
なお、トゥヘルの後任には、現役時代に2年半にわたりPSGに在籍した経験を持つマウリシオ・ポチェッティーノ氏が就任する見通しとなっている。同氏は2014年からおよそ5年間にわたりトッテナム・ホットスパーを率いており、2018/19シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグで決勝まで導いていた。
23日に行われたリーグアン第17節・ストラスブール戦を4得点により快勝していたPSGだが、このクリスマス時期にクラブ内部はやや混乱しているかもしれない。
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