スペイン2部デポルティーボ・ラ・コルーニャに所属する日本代表MF柴崎岳が28日に28歳の誕生日を迎えた。同選手は自身のブログ(note)で思いを語っている。
柴崎は「ありがとう」のタイトルでブログを更新。本文は「若い頃と変わった事は、日本サッカー界の未来の事を含めて考える様になった事でしょうか。」から始まり、自身の過去や日本サッカーの発展、そして妻で女優の真野恵里菜のファンに対するメッセージを綴った。
さらに柴崎は「僕が子供の頃になりたかったプロサッカー選手を追求出来る夢の様な時間は残り数年でしょう」と、引退が近づいていることを示唆する発言をしている。そして、最後に「今日で28歳になりました」と締めくくった。同選手が更新したブログの全文は以下の通り
柴崎岳
「若い頃と変わった事は、日本サッカー界の未来の事を含めて考える様になった事でしょうか。
自分の事だけを考えて邁進していた頃から時が経ち、少し大きな枠組みで考える今日です。
かと言って大層な事を標榜している訳でもありません。
日本サッカーの発展に繋がるように、
今までの経験・周りの情報・時代の変化らが
与える選択肢の中から吟味して選び、行動しようと思っています。
「変化する事は不変である」
「学びを終えずに学び続けなければ、
人に教え続けられない」
最近見た本の中にあった、今の僕にとって
大事な言葉です。
「選手」として良くない時期も良い時期も常に変化を厭わない事。
「選手」そして将来、一つの可能性に
「指導者」というものを持っているからこそ
この言葉らが心に残りました。
変わらない事に一定の美学を持つ僕ではありますが、様々な時代や状況にフレキシブルに自分を変化させていける、そんな柔軟な自分になる努力もこれから必要になると感じています。
小さい頃からやってきたサッカーですが
トータルで見れば選手としてサッカー人生を歩めるのも残り少なくなってきたなと感じます。
柴崎岳は恐らく選手としての残りのサッカー人生が2フレーズに分かれます。
僕にとってこの2フレーズは全く違う意味を各々持っています。
今は1フレーズ目の真っ最中ですし、
2フレーズ目は言葉にするなら使命感にも似たものを感じ、プレーするでしょう。
引退した選手の1人が
「選手でいるというのは本当に幸せな事だ。
私がそれに気付いたのはスパイクを脱いだ後。
夢の様な時間を過ごしているんだという事を
これからもプレーを続ける選手には少しでも
自覚して欲しい」
と言っていました。
僕が子供の頃になりたかったプロサッカー選手を追求出来る夢の様な時間は残り数年でしょう。
その後は大人になってしまった柴崎岳が決める決断です。
7歳の時に夢見た、なりないプロサッカー選手になれる様に今を懸命に過ごしていく。
そのような事を思う今日です。
妻・真野恵里菜のファンの皆様へ、一文を添えさせていただきます。
いつも家内を応援していただき、ありがとうございます。
普段SNSなどで僕が妻についてあまり触れないので、「真野ちゃん(ファンの一般的な呼び方)は大丈夫だろうか、スペインで元気にやっているだろうか」などのご心配する気持ちを自分勝手に推測しています。
日本から遠く離れたスペインの地を彼女は気に入っていると僕に言いますが、やはり日本にいる友人や好きな時に会いたい人に会えないなど見えない苦労もあると思います。
そんな状況の中、家庭での彼女は異国の地でサッカー選手の僕をとてもよくサポートしてくれています。
これからも彼女を温かい目で見守って頂けると幸いです。
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最後に
昔から僕を知ってくれている方
プロになってから知ってくれた方
最近知ってくれた方、noteで知ってくれた方
気付けばこの歳になった自分に驚きがあるのと同時に、一瞬でここまで来てしまったのだからスパイクを脱ぐ時も一瞬で来るのだろうと考えた事から筆をとった2020年5月28日です。
僕を応援してくれている方々の日頃からのサポートに感謝します。
ありがとうございます。今日、28歳になりました。」
現在、柴崎の所属するスペイン2部リーグは新型コロナウイルスの影響で中断している。28歳になった柴崎の今後に注目したい。
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