
ミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)が、23日に行われたフィオレンティーナ戦での疑惑の判定に言及した。イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
セリエA第25節のフィオレンティーナ戦を1-1の引き分けで終えたミラン。アンテ・レビッチのゴールで先制に成功した同クラブだが、10人のフィオレンティーナにPKを与えて同点に追いつかれた。
この試合で注目を集めたのが、ジャンパオロ・カルバレーゼ主審だ。同主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でズラタン・イブラヒモビッチのゴールをハンドの判定で取り消し、パトリック・クトローネとエリア内で接触したアレッシオ・ロマニョーリのプレーをPKと判断した。
この判定にはSNS上でミランサポーターを中心に批判が殺到。イブラヒモビッチはボールをトラップする際にハンドを取られたが、ボールが腕に接触していたかは微妙で、腕も体に密着させていた。また、後ろからプレッシャーを与えていたDFに押されたことで腕の位置がボールに近づいている。ロマニョーリのプレーに関してはボールにいっており、オン・フィールド・レビュー(OFR:ピッチ内モニターでのリプレイ確認)もされなかったことから批判の対象となっている。
マルディーニTDは、物議を醸しているフィオレンティーナ戦の判定について以下のように語っている。
パオロ・マルディーニ
「フィオレンティーナよりもうまくコントロールし試合の内容も上回っていたが、勝ち点1に終わり残念だ。ただ、10人の相手がこの状況に対処するとは思っていなかった。
PKの判定にはイラついている。VARが主審を呼ばなかったことで混乱を生んだ。2年前は、何がPKで何がPKではないかが明瞭だった。これがPKなら理解不能だ。
ボールへのタッチが決定的でないといけないと、彼らが伝えてきた。率直にいって、そんなルールを聞いたことがない。事実は変わらない。審判は30秒かけて確認を行うべきだった。このPKが試合と結果を変えたからだ。
審判はイブラヒモビッチのハンドとダウベルトの退場のシーンでOFRを2回行っていた。決定的な場面でなぜ3回目の確認に行かない?
審判がロマニョーリがどれくらいボールにいけていたかをリアルタイムで把握するのは不可能だ。だからこそのVARであり、使用しなければ意味がない。VARの使用には一貫性がない。より簡素化するか、明確に説明する必要がある」
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