著者:クリシュナ・サドハナ(フットボール・トライブ・アジア)
2020年の日本サッカーがいよいよ明日(2月8日)開幕する。2019年シーズンのJ1王者横浜F・マリノスと天皇杯王者のヴィッセル神戸が激突。富士ゼロックススーパーカップだ。
マリノスは充実の補強
アンジェ・ポステコグルー監督が率いる横浜FMは、昨シーズンに15年ぶりとなるリーグタイトルを獲得。スーパーカップはクラブ史上4回目となる。過去3度はすべて逃してきたため、勝利すればスーパーカップのタイトル初戴冠だ。シーズン終了後の移籍市場では2人の重要な選手を獲得。水沼宏太がセレッソ大阪から、オナイウ阿道が浦和レッズから加入した。外国人選手たちも残留し、前者2人はマルコス・ジュニオールとともにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の開幕戦(全北現代戦)で3トップを組む可能性もあるだろう。2020年シーズンに向けて、充実の補強を行ったと言える
一方のヴィッセルは…
一方の神戸は、スーパー杯初挑戦だ。横浜FM同様にACLに参戦する同クラブは、ジョホール・ダルル・タクジムと対戦する。トルステン・フィンク監督は、決して余裕のない日程の中でどのようなメンバー選考を行うだろうか。アンドレス・イニエスタがスタートから出場することはないだろう。ルーカス・ポドルスキとダビド・ビジャが退団した神戸だが、清水エスパルスからドウグラスを獲得。得点力の面で大きな不安はないと言える。クラブ史上初タイトル(天皇杯)を獲得した神戸は新たな歴史の1ぺージをめくるため、高いモチベーションで挑んでくるだろう。
盛り上がりは間違いない
横浜FMとヴィッセル神戸は、直近の6試合で5勝1分と横浜FMが大きく勝ち越している。ただ、この試合において前評判は関係ないだろう。どちらのクラブも新たなタイトルに飢えている。富士ゼロックススーパーカップがエキサイティングな試合になることは私が保証しよう。素晴らしい2020年シーズンの幕開けに相応しい、間違いなく盛り上がる試合となるはずだ!
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