今季のブンデスリーガは最終節までもつれ込んだものの、昨季ま6連覇を成し遂げていたバイエルン・ミュンヘンがボルシア・ドルトムントを2ポイント差で退けてまたもや優勝を果たしている。そこで今回は1963年に創設されて以降、ブンデスリーガに所属する(過去にしていた)クラブの優勝回数をランキング形式で紹介する。
7位タイ カイザースラウテルン 優勝2回
優勝シーズン(1997/98 , 1990/91)
現在は3.リーガ(ドイツ3部)に所属しているカイザースラウテルンもかつてはブンデスリーガの常連だった。1990年代には2度のリーグ優勝を果たしているほか、1995/96シーズンにはDFBポカール制覇を成し遂げている。
7位タイ ケルン 優勝2回
優勝シーズン(1977/78 , 1963/64)
かつて日本代表FW大迫勇也が在籍していたケルンは古豪クラブのひとつとして知られている。ブンデスリーガ創設初年度に優勝を成し遂げると1977/78シーズンにはDFBポカールとあわせて国内2冠を達成している。直近では2016/17シーズンにブンデスリーガ5位と大躍進を遂げたものの、昨季はシーズン通して不振に喘ぎ2部降格となっている。
5位タイ VfBシュツットガルト 優勝3回
優勝シーズン(2006/07 , 1991/92 , 1983/84)
日本代表FW岡崎慎司が在籍経験を持つVfBシュツットガルトは1976/77シーズンに昇格1年目にして優勝を果たすと1990年初頭にかけて上位争いを演じる存在であった。ただ最近は2006/07シーズンを最後にタイトルから遠ざかっており、2010年代に入ってからは2部降格を経験するなど低迷が続いている。
5位タイ ハンブルガーSV 優勝3回
優勝シーズン(1982/83 , 1981/82 , 1978/79)
1963年にブンデスリーガが創設されて以降、昨季まで一度も2部降格の経験が無かったハンブルガーSVは、1978/79シーズンのブンデスリーガ優勝を境に1980年代なかばまで優勝争いを演じたほか、1982/83シーズンにはヨーロピアン・チャンピオンズクラブカップ(現在のチャンピオンズリーグに該当)のタイトルも獲得するなど、黄金時代を築いていた。しかしVfBシュツットガルトと同様に直近10年では下降線を辿っており、日本代表DF酒井高徳やFW伊藤達哉を擁して臨んだ昨季に2部降格という屈辱を味わっている。
4位 ベルダー・ブレーメン 優勝4回
優勝シーズン(2003/04 , 1992/93 , 1987/88 , 1964/65)
かつて奥寺康彦氏が所属していたブレーメンも1080年代から1990年代なかばにかけて常にブンデスリーガの上位争いを演じていた。また2000年代では2003/04シーズンにDFBポカールとあわせて国内2冠を達成するなど約5シーズンに渡って黄金期を経験している。
2位タイ ボルシア・メンヒェングラートバッハ 優勝5回
優勝シーズン(1976/77 , 1975/76 , 1974/75 , 1970/71 , 1969/70)
1970年代に4度のリーグ制覇を成し遂げた実績を持つボルシア・メンヒェングラートバッハであるが、1994/95シーズンに久々のタイトルとなるDFBポカール優勝を果たして以降、2度の2部降格を味わっている。しかし2010年代以降は現在バルセロナに所属するドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンやボルシア・ドルトムントのドイツ代表FWマルコ・ロイスを輩出するなど、再び上位争いに食い込む存在となっている。
2位タイ ボルシア・ドルトムント 優勝5回
優勝シーズン(2011/12 , 2010/11 , 2001/02 , 1995/96 , 1994/95)
直近のシーズンで強豪バイエルン・ミュンヘンとタイトルレースを繰り広げているボルシア・ドルトムントは、熱狂的かつリーグ最多のサポーターからの強烈な後押しを受けて1996/97シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げている。また日本代表MF香川真司が所属していた2011/12シーズンもユルゲン・クロップ監督のもとでブンデスリーガ連覇を成し遂げている。今季は序盤から首位に立っていたものの、4月に行われたデア・クラシカーでバイエルンに大敗を喫したこともあり、リーグタイトルを逃している。
1位 バイエルン・ミュンヘン 優勝28回
優勝シーズン(2018/19 , 2017/18 , 2016/17 , 2015/16 , 2014/15 , 2013/14 , 2012/13 , 2009/10 , 2007/08 , 2005/06 , 2004/05 , 2002/03 , 2000/01 , 1999/00 , 1998/99 , 1996/97 , 1993/94 , 1989/90 , 1988/89 , 1986/87 , 1985/86 , 1984/85 , 1980/81 , 1979/80 , 1973/74 , 1972/73 , 1971/72 , 1968/69)
昨季まで通算優勝回数27回と他クラブを圧倒するバイエルン・ミュンヘンは、2012/13シーズンにユップ・ハインケス監督のもとでチャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠を達成。以降、昨季まで前人未到のブンデスリーガ6制覇を成し遂げるなど国内でずば抜けた存在となっている。今季は序盤で躓いていたものの、終盤にかけて盛り返し勝ち点2差でブンデスリーガ連覇記録を「7」まで伸ばした。
コメントランキング