
東京ヴェルディは9月29日に行われたYBCルヴァンカップ2回戦で、サガン鳥栖に敗北。試合後、ゴール裏のサポーターから選手や関係者に怒号、罵声、ブーイングが浴びせられたが、この試合後の光景にクラブOBが意見を投げかけている。
東京V、柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉OBである近藤直也氏は、2日にXを更新。試合後のゴール裏での挨拶について、「負けが続いたとき格下と思われていた相手に負けたときゴール裏から怒声が飛び交う。現役時代そういう光景を何度も経験してきました」と切り出すと、サポーターの気持ちをこう汲み取っている。
「サポーターの皆さんの気持ちはすごくわかる。時間とお金を使ってスタジアムに来て声が枯れるまで応援してそれでも勝てない。期待しているからこそ腹が立つし悔しいしもっとやれよと言いたくなる気持ちは当然ある」
一方、選手側の目線に立って「選手だって負けようと思って試合をしているわけではないし手を抜いているわけでもない。全員が勝つために準備をして精一杯やっている。それでも勝てない」「自信がなくなり思い切ったプレーができなくなりミスを恐れるようになる。そしてまた結果が出ない。チーム全体が負のループに入っていく」とポスト。
負のループに陥っている中、ゴール裏でサポーターと選手が感情をぶつけ合うことについて「何度も繰り返されると怖い」と明かした上で、こう綴っている。
「選手は「何をしても認めてもらえない」と感じ、サポーターは「自分たちの気持ちを選手はわかっていない」と感じる。そうやって少しずつ距離ができてやがて簡単には消えない禍根が残ってしまうことがある」
「負けていても拍手をしろと言っているわけではなく不甲斐ない試合をすればブーイングが起こることもあるし厳しい言葉が飛ぶこともある。それはクラブに対する期待や愛情があるからこそだと思う。ただ、それが選手とサポーターを分断するところまでいってしまったら誰にとってもプラスにはならない。本来選手とサポーターは同じ方向を向いているはずでどちらもこのチームに勝ってほしいという思いは同じ」
近藤氏は本当に大事なのは勝てないとき苦しい時に「お互いが感情だけで相手を遠ざけるのではなく、「どうしたらこの状況を一緒に乗り越えられるか」を考えられる関係でありたい」とした上で、「苦しいときほどそのクラブの本当の強さが問われると思う」と締め括った。
東京VはJ1リーグでも19位と今季開幕ダッシュに失敗。2部降格圏に沈む中、サポーターと選手の関係について議論が白熱しそうだ。
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