Jリーグ サンフレッチェ広島

アルスランが思うサンフレッチェ広島の問題点とは?福岡戦ブーイングに「当然」と反応も

トルガイ・アルスラン 写真:アフロスポーツ

 J1百年構想リーグ第9節でアビスパ福岡に敗れ、4連敗を喫したサンフレッチェ広島。試合後にブーイングが飛び、一部観客の行為にDF佐々木翔やDF塩谷司らがエキサイトしたが、その一方でMFトルガイ・アルスランは冷静だった。むしろ、あまりにも冷静だった。

 広島の公式YouTubeチャンネルが7日に公開した動画「【INSIDE_福岡戦】自分たちのサッカーを貫くも、序盤の失点が響き敗戦。」の中でアルスランは、サポーターの怒りについて問われると、こう言い切った。「試合後のサポーターのリアクションも当然だと思う」。

 言い訳もない。弁護もない。

 チームメイトは観客席に向かって感情をぶつけたが、外国籍MFが下した評価はシンプルかだった。「福岡戦に限らず、自信を持ってプレーすることが足りていないと感じている」。

 これは1試合の敗戦を語る言葉ではない。4連敗という事実を踏まえたうえで、チーム全体の精神的な脆さを内側から明かしたコメントだ。「自信の欠如」という診断を、チームの誰よりも客観的に、そして公の場で口にしたのがアルスランだったという点は見逃せない。

 ミヒャエル・スキッベが昨季終了後にヴィッセル神戸の指揮官に就任し、バルトシュ・ガウル監督のもとで戦うなか、新指揮官の戦術構築はまだ途上の段階。アルスラン自身が「自信を持ってプレーする必要がある」と明言した以上、戦術以前の問題がピッチに影を落としているのは明白だ。

 一方でアルスランは個人の状態については「かなり上がっている」とも語り、「チームが求めていることを全力でやる選手だ」と断言した。今後の巻き返しにむけて、まずはチーム全体のメンタリティーを改善することが求められる。