
FC東京下部組織出身であるMF水多海斗は現在、ロート=ヴァイス・エッセン(RWE)でプレー。ドイツ3部リーグ戦で結果を残すなか、ステップアップ移籍の可能性が浮上。日本人選手を擁する複数クラブからの関心や接触が報じられている。
ドイツ『WAZ』は4月6日に「VfLボーフムが水多の獲得に向けて動いている。すでに選手本人に接触している」と報道。ボーフムへの移籍が実現すれば、MF三好康児とチームメイトになるという新たな可能性も開ける。日本人コンビがドイツ2部で見られるとなれば、日本国内のサッカーファンの関心も一気に高まるはずだ。
同メディアは3月13日の時点で、ハノーファーからの関心を報じていた。こちらにはDF松田隼風が在籍しており、またも日本人コンビ誕生の可能性が浮かび上がる。くわえてポルトガル1部のエストレラ・アマドーラも獲得に動いているとされ、争奪戦の様相を呈している。
水多自身は「このクラブでプレーするのは楽しい。まずはチームの目標を達成したい。その後は、どうなるか見てみよう」と慎重な言葉を選んだ。だが、現所属クラブとの契約は2026年6月に満了を迎え、本人はすでに契約延長を拒否。事実上のフリー移籍確定である。つまり移籍金ゼロで獲得できる逸材を、複数クラブが虎視眈々と狙っているという構図だ。
水多のキャリアを振り返れば、その歩みは着実だ。FC東京U15、前橋育英高校を経て2019年に渡独。同国4部のSVシュトラーレンで頭角を現し、2021年にはマインツのU23チームへ加入。ブンデスリーガのトップチームでベンチ入りも果たした。その後はアルミニア・ビーレフェルトへ完全移籍。3部で実戦経験を積み、2025年1月にRWEへ加入。攻撃的MFとウィンガーを主戦場に、今季ここまで8ゴール10アシストと結果を残している。
移籍金ゼロの優良外国人選手というのは、他クラブにとって喉から手が出るほど欲しい存在だ。過去にMF原口元気、FW浅野拓磨といった日本代表選手を擁したハノーファー、ボーフムが、日本人選手の扱い方に慣れているという点で、水多の獲得レースでリードしているとみられるだけに、今後は年俸額など条件面での勝負となる。
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