Jリーグ 鹿児島ユナイテッド

鹿児島MF稲葉修土、PK戦前に握手せず…DAZN動画拡散で北九州MF反応

鹿児島ユナイテッドFC 写真:アフロスポーツ

 J2・J3百年構想リーグの鹿児島ユナイテッドFC対ギラヴァンツ北九州が5日、白波スタジアムで開催。PK戦の末に、鹿児島が勝利したが、その勝敗よりも「ある数秒間の映像」がネット上で激しい議論を巻き起こし、MF髙橋大悟(北九州)が説明する事態に発展している。

 話題のシーンは、PK戦を行うエンドを決めるコイントス直後に生じた。審判団がエンドを決めた瞬間、鹿児島MF稲葉修土は相手方の北九州MF岡野凜平と握手することなく、その場を去った。岡野は目の前で両手を差し伸べる明確な握手のジェスチャーを見せていた。その一部始終を収めた動画が、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から切り取られ、Xで拡散された。

 映像の短さゆえに、文脈が切り取られているという解釈もある一方、稲葉の行為に対する批判的な見方もネット上では相次いだ。フェアプレーの観点から異論が噴出するなか、事態を動かしたのは北九州側の選手だった。

 髙橋は自身のXに「いなくんはわざと無視するような選手、人間ではないので うちのりんぺーがかわいい、面白いという目線のみで見てください」と投稿。稲葉が意図的に握手を拒んだわけではないとの認識を示したうえで、岡野の振る舞いをあくまでキャラクターとして楽しんでほしいというニュアンスを込めた内容だ。

 チームメイト自らが火消しに動いたことで、一定の「誤解」は解消されたとみられる。だが、髙橋の投稿がなければ稲葉への批判がひとり歩きしていた可能性は高い。また、DAZNコンテンツをSNS上でアップロードすることは著作権法に抵触する可能性がある。意図の有無にかかわらず、切り取り動画の投稿が選手自身の名誉に影響を与えることを示す一例となった。