
セレッソ大阪:評価A
順位の上では9位につけるセレッソ大阪だが、上位との勝ち点差は少なく、直近では神戸を相手にPK戦の末に勝利を収めるなど、上位を狙える可能性を十分に残している状況だ。
そんな中、昨季のチームトップスコアラーであるFWラファエル・ハットンが退団し、新たな得点源の確保が急務となっていた。開幕戦では新加入のFW櫻川ソロモンが先発に抜擢され、第2節で早速ゴールを記録。ここまで3ゴールを挙げ、新エースとしての地位を築きつつある。
守備陣では、長年にわたり守護神を務めたGKキム・ジンヒョンに代わり、GK中村航輔がスタメンを確保。さらに、MF横山夢樹や武者修行から帰還したMF石渡ネルソンといった新加入の若手がコンスタントに出場機会を得ており、今後チームとしての成長が見込めることから、評価はAとした。

ガンバ大阪:評価C
新加入組の活躍が目立つWEST勢の中で、開幕前から不運に見舞われたのがガンバ大阪だ。補強の目玉であったFW植中朝日が左膝内側半月板損傷の怪我を負い、現時点では出場がない状態。さらに、FW唐山翔自など武者修行から復帰した選手たちも、出場機会が少ないのが現状だ。
チームとしては、植中に加えて主力のMF宇佐美貴史も怪我を負ったが、FWデニス・ヒュメットの活躍やDF中谷進之介を中心とした安定した守備により、勝ち点の積み上げには成功している。とはいえ、その結果は新戦力の働きによるものとは言えないことから、評価はCとした。

京都サンガ:評価B
昨季はシーズン終盤まで優勝争いを演じ、2024シーズンの14位から大きく飛躍を果たした京都サンガ。今季はFW原大智の移籍こそあったが、FWマルコ・トゥーリオやFWラファエル・エリアスといった自慢の攻撃陣は健在で、現在2位につけている。
そんな中で際立つ新戦力と言えば、FC東京から加入したDFエンリケ・トレヴィザンだ。昨季は10試合の出場にとどまったが、今季はここまで7試合とほとんどのゲームに絡み、守備はもちろん攻撃面でも2ゴールを挙げる活躍で貢献し、主力に定着しつつある。また、途中出場がメインであるものの、MF新井晴樹やMF本田風智といった選手たちも出場機会を得ている。
スタメンに定着している新戦力はエンリケのみとなっているが、昨季の主力を軸としつつ、確実にチーム力アップにつながる補強となっていることから、評価はBとした。

名古屋グランパス:評価B
今冬、WESTの中でも積極的補強へ動いた名古屋グランパス。Jリーグファンにとってはお馴染みの名将ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を迎え、戦力の上積みによってどんなゲームを展開するのか楽しみなファンやサポーターも多くいたことだろう。
だが、開幕前から新戦力が不運に見舞われた。昨季は柏レイソルで活躍し、今冬10年ぶりに名古屋へ復帰したMF小屋松知哉が右膝内側半月板断裂という大怪我を負い、戦線離脱。補強の目玉だっただけに、その影響は小さくない。
それでも、その他の新戦力ではMF高嶺朋樹が全試合にスタメン出場を続け、FWマルクス・ヴィニシウスも7試合出場と安定的に起用されていることから、評価はBとした。

清水エスパルス:評価A
今冬は秋葉忠弘監督が退任し、チームの支柱であったMF乾貴士も移籍するなど、大きな変化を迎えた清水エスパルス。新指揮官に神戸をJ1連覇に導いた吉田孝行監督を迎え、新戦力も多く加わり新たなスタートを切った。
その中で特に目立った活躍を見せているのが、町田ゼルビアから期限付きという形で3年ぶりに復帰したFWオ・セフンだ。圧倒的な空中戦の強さで前線の起点となり、ここまで3ゴールを記録するなど申し分ない活躍を見せている。
また、守備陣ではDF本多勇喜やDFパク・スンウクが主力に定着しつつあり、ここまでWEST最小タイの7失点に抑えるなど安定感ある守備の形成に成功している。攻守両面で新戦力の台頭と活躍が見られることから、補強の評価はAとした。
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