
東京都内でサッカークラブと自治体の連携を巡り、政治家の姿勢の違いが浮き彫りになっている。東京都調布市は2025年、在日米軍調布基地跡地留保地について、明治安田J1リーグ所属のFC東京と連携し施設整備を目指す方針を示したが、これに対して日本共産党の山添拓参議院議員は異論を唱えている。一方、自民党の加藤たいき世田谷区議会議員は同クラブとの連携加速に前向きな姿勢だ。
調布市は2025年8月、味の素スタジアム南東側に位置する約6ヘクタールの国有地について、FC東京と協働で活用を目指すと発表した。市は包括連携協定を締結し、施設整備を含む多分野での連携を進める方針を示している。
この計画に対し、山添拓参議院議員はXで言及。同地が公用・公共利用を前提としてきた国有財産である点を挙げ、「もっぱら一つのチームしか使えないような計画とすべきではない」との認識を示した。公共性の確保を重視する立場から、活用の在り方に疑問を呈した形だ。
一方、加藤議員は18日の代表質問で、世田谷区とFC東京、女子サッカークラブとの協定締結を進めるべきと提起。区側からは連携を拡大・加速するとの前向きな答弁があったとSNSで報告している。
同じクラブとの連携を巡りながらも、国有地の公共性を重視する視点と、地域スポーツ振興を後押しする姿勢という違いがみられる。クラブと自治体の協働は地域活性化の手段として広がる一方、公共性とのバランスをどう取るのかが今後も問われそうだ。
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