
2026年2月に開幕する明治安田Jリーグ百年構想リーグに向け、北海道コンサドーレ札幌は沖縄県や熊本県でキャンプを行っている。昨シーズンは1年でのJ1復帰を至上命題に掲げて臨んだものの、最終順位は12位と不本意なシーズンとなった。
チーム成績の低迷とともに、個人として思うような結果を残せなかった選手も少なくない。百年構想リーグ、さらには2026/27シーズンの成績次第では、立場が大きく揺らぐ可能性を抱える選手も出てくるだろう。
ここでは、今シーズン結果を残せなければ退団の可能性が高そうな6選手を、筆者の視点からピックアップして紹介する。

中野小次郎
1人目は、200cmの高さと長い手足を活かしたセービングを武器に、世代別日本代表の選出経験を持つGK中野小次郎。今年は6月30日までJ3のAC長野パルセイロへ期限付き移籍する。
中野は徳島ヴォルティスの下部組織で育ち、法政大学を経て2021シーズンから札幌に加入。在学中の2020シーズンには特別指定選手としてJ1第19節ヴィッセル神戸戦でデビューを果たしたが、4失点を喫する苦い船出となった。
翌2021シーズン序盤にはGK菅野孝憲とスタメンの座を争い、第5節浦和レッズ戦(0-0)でプロ初先発。クリーンシートを達成し存在感を示したものの、翌第6節ヴィッセル神戸戦では、3点リードの状況から4失点を喫し、痛恨の逆転負けを経験する。以降はスタメン定着とはならず、その後は出場機会を大きく減らした。
2023シーズンにはJ3のツエーゲン金沢に期限付き移籍をするも、思うように出場機会を得ることはできなかった。2025シーズンはJ2リーグでキャリアハイとなる11試合に出場し、一時はレギュラーの座に迫ったが、GK高木駿や菅野との競争に敗れ、後半戦は出番がなかった。
期限付き移籍先となる長野でレギュラーとして活躍することができなければ、今季限りでの退団が現実味を帯びてくる可能性も否定できない。

岡田大和
2人目は、サンフレッチェ広島ジュニアユース、米子北高校(鳥取県)、福岡大学を経て、2024シーズンから札幌でプロキャリアをスタートさせたDF岡田大和だ。大学4年時の2023シーズンに特別指定選手に登録されると、同シーズンのYBCルヴァンカップで3試合出場し、大学生ながら存在感を見せる。
プロ1年目のシーズン途中にロアッソ熊本へ期限付き移籍したが出場機会を得られず、レンタルバックとなった昨シーズンは左サイドバックとして4試合に出場したが、明確なインパクトを残すまでには至らず、悔しさの残るシーズンとなった。
百年構想リーグで結果を残せなければ、シーズン後半、あるいは今夏にも他クラブへの移籍がちらついてくるだろう。

田中克幸
3人目は、非凡な攻撃センスを持つMF田中克幸。帝京長岡高校(新潟県)から明治大学を経て、2024シーズンに札幌へ加入。足元の技術の高さと、試合の流れを一変させるパスセンスが武器である。
その名を一躍全国に知らしめたのが、2024シーズンのJ1リーグ第26節アビスパ福岡戦だ。1点ビハインドで敗戦濃厚だった札幌は、90分+9分にPAエリア外から放たれた田中の豪快なミドルシュートで同点に追いつく。土壇場でチームを救う劇的な一撃だった。同シーズンはJ1リーグ17試合出場1ゴールと、ルーキーイヤーとしてはまずまずの成績を残している。
主力としての定着が期待された昨シーズンは、ボランチやシャドーなど複数ポジションで起用されたものの、前年のようなインパクトを示すまでには至らなかった。安易なボールロストからピンチを招く場面も目立ち、運動量の面でも課題を残すシーズンとなった。
今シーズンはこれらの課題を克服し、2024シーズンに見せた輝きを再びピッチで示したいところだ。
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