
スペイン代表元指揮官のロベルト・モレノ氏は2025年、ロシア1部FCソチの監督を解任されたが、その驚きの理由が明らかに。練習計画から選手補強に至るまで、生成AI「ChatGPT」に過度に依存していたという。
ポルトガル紙『A Bola』などが25日に報じたところによると、ソチの元スポーツディレクターであるアンドレイ・オルロフ氏が、現地メディアでその実態を暴露。モレノ氏はAIの熱烈な信奉者であり、ある遠征の旅程作成をChatGPTに丸投げした。その結果、「試合2日前の朝7時に練習を行い、選手たちは28時間連続で起き続ける」という常識外れのスケジュールが組まれ、チーム内に混乱と不満が蔓延したという。
このAIへの依存は補強面でも顕著だったという。ストライカ-を補強する際、候補者3人のデータをChatGPTに入力し、推奨されたカザフスタン人FWシュシェナチェフを獲得。しかし、AIが「最適」と判断した同選手は10試合に出場してノーゴールという結果に。ChatGPTに頼り切った補強は失敗に終わった。
オルロフ氏は「補助的に使うなら良いが、彼は主軸にしていた。選手への共感が欠けていた」と指摘。結局、チームは信頼関係を失い2部へ降格、モレノ氏は2025年8月に解任された。かつてルイス・エンリケ氏から「不誠実」と批判されたこともある指揮官だが、ロシアでの挑戦はテクノロジーへの過信により失敗に終わったようだ。
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