
田川亨介
3人目は、A代表2キャップの実績を誇るFW田川亨介だ。サガン鳥栖U-18から2017シーズンにトップチームへ昇格。50mを6.0秒で走るスピードと空中戦の強さを武器に、加入初年度からJ1リーグ24試合に出場し、4ゴール2アシストを記録した。同年5月には、FIFA U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表にも選出され、将来を嘱望される存在として注目を集めた。
その後はFC東京、ポルトガルのCDサンタ・クララ、スコットランドのハート・オブ・ミドロシアンでプレー。海外挑戦を経て、2024シーズンから鹿島へ完全移籍している。
加入初年度はシーズン途中での合流となり、J1リーグ3試合でノーゴール。昨シーズンは25試合に出場し、3ゴール1アシストを記録した。途中出場が多い中でも、ポストプレーを起点とした攻撃のサイクルを生み出し、限られた時間でチームの攻撃を活性化させる役割を担っていた。
しかし、鹿島のFW陣には昨シーズンのJ1得点王FWレオ・セアラや、得点ランキング9位のFW鈴木優磨など絶対的な存在がいる。ここに割って入り、出場時間を増やすためには、より明確な「得点」という結果が求められる。今シーズンの成績次第では、クラブが放出を決断する可能性も否定できない。

チャヴリッチ
4人目は、クラブ史上初のヨーロッパ出身選手となったスロバキア代表FWチャヴリッチ。
セルビアのFKバナト・ズレニャニンでプロキャリアをスタートすると、ベルギーのKRCヘンク、デンマークのオーフスGF、スロバキアのSKスロヴァン・ブラスチラヴァなどでプレー。UEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグでも得点やアシストを記録している。
2024シーズンは期限付き移籍で鹿島に加入。持ち味である初速の速さで相手DFの背後を取るプレーやゴール前での的確な判断力を発揮し、J1リーグ25試合7ゴール3アシストをマークした。即戦力としての働きが評価され、昨シーズンは完全移籍に移行。さらなる活躍が期待されたものの、31試合に出場し3ゴール4アシストと、助っ人FWとしては物足りない数字に終わった。
それだけに、今シーズンに懸ける想いは人一倍強いはずだ。まずは百年構想リーグで結果を残し、チーム内での序列を引き上げたいところだろう。
一方で、百年構想リーグや2026/27シーズンで十分な結果を残せなければ、さらなる序列低下やシーズンオフでの退団も現実的な選択肢となる。チャヴリッチにとって、今季はまさに正念場のシーズンとなるだろう。
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