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Jリーグ旧ホームスタジアムは今。広島・長崎・京都の移転後活用を追う

京都サンガ 写真:Getty Images

京都サンガの旧ホーム、たけびしスタジアム京都

京都サンガの旧ホームであるたけびしスタジアム京都(正式:西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)は、1942年に開場した歴史あるスタジアムだ。1985年および1996年に大規模改修が行われ、収容人員は約2万人。サンガスタジアム by KYOCERA開業後は、プロサッカーの本拠地としての役割を終え、地域スポーツを支える公共施設として存続している。

現在は、京都市スポーツ協会を指定管理者として運営されており、JFL公式戦やキッズ向けサッカーイベント、全国規模の駅伝大会など、幅広い用途で使用されている。リーグ戦や各種大会の開催・予定が組まれており、新スタ移転後も一定の稼働が維持されている状況だ。

また、西京極総合運動公園では再整備計画が進められている。2025年9月の京都新聞報道によると、京都市はドッグランやアーバンスポーツ施設、キッズエリアの整備などを含む公園全体の再整備と既存施設の改修を発表しており、たけびしスタジアム京都も市民スポーツ再生の文脈の中で位置付けられている。


ヤンマースタジアム長居 写真:Getty Images

他のJクラブ旧スタジアム事例:G大阪・C大阪の場合

他のケースも見てみよう。ガンバ大阪は2015年にパナソニックスタジアム吹田へ移転し、セレッソ大阪は2021年に長居第2陸上競技場を改修したヨドコウ桜スタジアムへ本拠地を移した。新スタジアムは観戦環境や収益性を大きく向上させた一方で、旧スタジアムの維持・再定義という新たな課題も浮上している。

万博記念競技場(G大阪旧ホーム)

G大阪の旧ホームである万博記念競技場(正式:万博記念陸上競技場)は、1970年大阪万博の跡地に整備された陸上競技場で、収容人員は約2万1,000人。Jリーグ開幕の1993年から2015年までG大阪の本拠地として使用され、クラブの黎明期と黄金期を支えた。トップチーム移転後も、G大阪U-23が2020年まで公式戦会場として使用している。

現在は大阪府が管理する日本陸連公認の多目的競技場として運営され、高校総体や地域大会、各種イベントに活用されている。球技・陸上の両対応という特性を生かし、ラグビーなど他競技の誘致も進められているが、地下に浄水施設を抱える複合構造が大規模改修の制約となっている。府は長期的な再整備の方向性を検討段階としており、老朽化対策と収益性の両立が課題だ。

ヤンマースタジアム長居(C大阪旧ホーム)

セレッソ大阪の旧ホーム、長居陸上競技場(現:ヤンマースタジアム長居)は、1996年の改修を経て誕生した大規模陸上競技場で、収容人員は約4万7,000人。C大阪はJリーグ開幕前の1992年から2021年途中まで同スタジアムを本拠地としてきた。

ヨドコウ桜スタジアム完成後は球技利用の比重が下がったものの、ヤンマースタジアム長居は現在も国内有数の陸上競技場として位置付けられている。2002年日韓W杯、2007年世界陸上など国際大会の実績を持ち、近年も全国規模の陸上大会や音楽ライブの開催地として活用されている。大阪市はスタンド屋根の拡張や芝生更新など段階的な改修を進め、競技特化型スタジアムとしての再定義を図っている。


これらの事例は、旧スタジアムがJクラブ離脱後も地域スポーツの基盤として機能する一方、再開発の必要性も浮き彫りにしている。サポーターは新スタジアムの目新しさや経済効果ばかりに目が行きがちだが、旧本拠地をどう活用しているのかを自治体とともに考えていくことも、Jクラブの社会的責任の1つと言えるだろう。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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