Jリーグ

まだ間に合う!今すぐ獲れる昨季J1経験の無所属選手5選【2026】

ファン・ウェルメスケルケン・際(左)キム・ミンテ(中)ジェジエウ(右)写真:Getty Images

2026年2月から6月にかけて、明治安田Jリーグは半年間限定の「百年構想リーグ」を開催する。開幕まで残り1か月を切ったが、いまだ所属先が決まっていない有力選手が存在することをご存じだろうか。

そのなかには、元欧州代表や南米のビッグクラブに在籍歴を持つ選手も含まれている。財政面で厳しい状況に置かれているクラブが少なくない中、移籍金のかからない無所属選手の獲得は、実現すれば理にかなった補強策となるはずだ。

ここでは、昨シーズンまでJクラブに所属し、現時点で無所属となっている有望選手5名を紹介する(1月25日時点の情報に基づく)。


ファン・ウェルメスケルケン・際(川崎フロンターレ所属時)写真:Getty Images

ファン・ウェルメスケルケン・際

  • 最終所属クラブ:川崎フロンターレ
  • 2025シーズンの成績:26試合出場4アシスト(J1)

1人目は、オランダ生まれのDFファン・ウェルメスケルケン・際だ。日本の高校卒業後、単身でオランダに渡り、2013年7月にFCドルトレヒトⅡ(U-21)に加入。2015シーズンからトップチームに昇格し、3シーズンにわたってプレーした。その後は、SCカンブール・レーワルデンやPECズウォレ、さらにはオランダ1部リーグで2度の優勝経験を持つNECナイメヘンと、同国内でキャリアを重ねてきた。

2024シーズンから“逆輸入”という形で川崎フロンターレに加入。右サイドバックを主戦場とし、オランダで約10年間プレーしてきた経験を生かした対人守備の強さに加え、足元の技術やロングスローを武器に存在感を発揮した。加入初年度はJ1リーグで24試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。2025シ-ズンもコンスタントに出場機会を得て、まずまずのパフォーマンスを披露している。今年で32歳を迎えるが、年齢を踏まえても、なおトップカテゴリーで十分に戦える戦力と言えるだろう。

ジェジエウ 写真:Getty Images

ジェジエウ

  • 最終所属クラブ:川崎フロンターレ
  • 2025シーズンの成績:12試合出場1アシスト(J1)

2人目は、全盛期の川崎フロンターレの守備を支えたブラジル人DFジェジエウだ。母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロでプロキャリアをスタートさせると、CAブラガンチーノやミラソウ、パラナ・クルーベなどで経験を積み、2019シーズンに川崎フロンターレへ加入。以降、7シーズンにわたって同クラブでプレーした。

2019シーズンは期限付き移籍での加入だったが、当初はベンチ入りすら叶わない状況が続いた。しかし、当時主力として活躍していたDF奈良竜樹(現アビスパ福岡)の負傷をきっかけに出場機会を掴むと、強靭なフィジカル、圧倒的なスピード、そして対人守備の強さを武器に瞬く間にレギュラーへ定着した。

その後はJ1屈指のセンターバックへと成長。2019、2020シーズンのJ1リーグ連覇に大きく貢献し、個人としても2020、2021シーズンにJ1ベストイレブンを2度受賞するなど、リーグを代表する存在となった。

一方で、2021年11月に左ひざ前十字靭帯断裂、2023年3月には左ひざ外側半月板損傷と、キャリアに影響を及ぼす大きな負傷を2度経験。復帰後もハムストリングの負傷を繰り返し、今シーズンの出場は12試合にとどまっている。

直近の負傷歴を踏まえると、シーズンを通した計算が立ちにくい点は不安材料と言えるが、コンディションを維持してプレーできれば、チームの守備力を確実に底上げできる存在であることは間違いない。


キム・ミンテ(湘南ベルマーレ所属時)写真:Getty Images

キム・ミンテ

  • 最終所属クラブ:湘南ベルマーレ(2025シーズンは清水エスパルスへ期限付き移籍)
  • 2025シーズンの成績:12試合出場1アシスト(J1)

3人目は、多くのJクラブで活躍してきた韓国人DFキム・ミンテ。母国の光云大学校から2015シーズンにベガルタ仙台に加入し、2シーズンにわたってプレー。その後は北海道コンサドーレ札幌、名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、湘南ベルマーレとクラブを渡り歩き、昨シーズンは清水エスパルスでプレーしていた。

主戦場はセンターバックだが、守備時のカバーリング能力や危機察知能力に優れており、プロ入り当初はボランチとして起用されることもあった。札幌加入以降はセンターバックでの出場機会が増え、最終ラインを支える存在として安定したパフォーマンスを発揮してきた。

今年で33歳を迎えるが、スピード、カバーリング能力、対人守備の強さはいまだ健在。守備の層を厚くしたいクラブにとって、現実的かつ計算の立つ補強候補となりそうだ。


伊藤翔(横浜FC所属時)写真:Getty Images

伊藤翔

  • 最終所属クラブ:横浜FC
  • 2025シーズンの成績:16試合出場1ゴール(J1)

4人目は、“和製アンリ”の異名を持つFW伊藤翔だ。高校3年生だった2008年8月、アーセナル(イングランド)の練習に参加。当時の監督だったアーセン・ベンゲル氏から、元フランス代表FWティエリ・アンリになぞらえられたことをきっかけに、日本のメディアから“和製アンリ”と称されるようになった。

高校卒業後は、フランスのグルノーブル・フット38に加入。4シーズン在籍したものの、出場機会には恵まれず、リーグ戦通算5試合出場・無得点にとどまった。

その後、2010シーズンから清水エスパルスに活躍の場を移し、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、横浜FC、松本山雅など複数のJクラブを渡り歩く。直近では横浜FCに5シーズン在籍し、2026年1月8日に契約満了が発表された。

今年で38歳を迎える伊藤。全盛期のような裏への抜け出しのスピードは影を潜めたものの、ポストプレーを中心としたプレースタイルはいまだ健在。J2やJ3を主戦場とするクラブであれば、経験値を含めて戦力となる可能性は十分にあるだろう。


キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

キャスパー・ユンカー

  • 最終所属クラブ:名古屋グランパス
  • 2025シーズンの成績:16試合出場1ゴール(J1)

5人目は、元デンマーク代表のFWキャスパー・ユンカー。母国デンマークのラナースFC下部組織で育ったユンカーは、2013シーズンにトップチームへ昇格。その後、国内外の複数クラブを渡り歩き、2019シーズンにノルウェーのFKボデ/グリムドと契約した。

同クラブ加入1年目の2020シーズンには、持ち味である裏への抜け出しや相手DFとの駆け引き、そして高い決定力を武器にリーグ戦25試合で27ゴールを記録。圧倒的な得点力で注目を集め、同年にはFIFA(国際サッカー連盟)の公式サイトで「A year to remember for five little-known hotshots(世界的にはまだ知られていない5人のストライカー)」の一人として、元柏レイソルFWマイケル・オルンガ(現アル・アラビ・ドーハ)とともに紹介された。

その後、浦和レッズでのプレーを経て、2023シーズンから昨シーズンまで名古屋グランパスでプレーしていた。今年で32歳を迎えるユンカーだが、実績と得点感覚を考えれば、新天地でどのクラブのユニフォームに袖を通すのか、その去就に注目が集まる。

名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉、FCバルセロナ

私ならではの視点から皆様に情報を発信していきたいと考えておりますので何卒宜しくお願いいたします。

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