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PSVに比べフェイエノールトとアヤックスは競技面で大きく後れを取っている

PSVアイントホーフェン 写真:Getty Images

 オランダ1部エールディビジでは、クラブ間の力関係に明確な差が生じているのかもしれない。成績だけでなく、指導体制やクラブ運営の安定性を含め、上位クラブの状況には開きが出始めている。

 オランダメディア『VoetbalPrimeur』は、同国メディア『Algemeen Dagblad』の記者スヨールト・モッソウ氏のコラム内容を報じ、「フェイエノールトとアヤックス・アムステルダムはPSVアイントホーフェンに比べ、競技面で大きく後れを取っている。さらにクラブ上層部や周辺を含めた人材の質でも差がある」と指摘した。モッソウ氏は、PSVがエールディビジで長期的な優位を築く可能性が高いとの見解を示している。

 PSVは、ピーター・ボス監督の下で3連覇に近づいている。ボス監督は契約延長が近いと伝えられており、モッソウ氏は、契約延長が実現すれば、PSVが今後数年間にわたり安定、明確な方針、合理的な判断、内部の信頼関係を維持できると述べた。一方で、アヤックスとフェイエノールトは競技成績の面でも立て直しの兆しが見えない状況にあると指摘した。

 さらに同氏は、PSVがピッチ上のパフォーマンスだけでなく、クラブ経営や組織構造の面でも他クラブを上回っていると説明。オランダの半導体製造装置メーカーであるASML社との新たなスポンサー契約、ホームスタジアムのフィリップス・スタディオンの改修計画、UEFAチャンピオンズリーグによる収入、安定した選手編成を挙げ、PSVはクラブの経営陣が現場と密に連携し、さまざまな事柄に対して迅速に判断できる体制を整えていると述べている。

 その上で同氏は、「PSVが最新設備を備えた五つ星ホテルだとすれば、フェイエノールトとアヤックスは過去の栄光に依存する存在だ」と表現した。過去にPSVが低迷した時期はあったものの、両クラブが経験してきたような全面的な崩壊には至らなかった点も指摘した。

 モッソウ氏は、今後10年でPSVが少なくとも6回はリーグ優勝すると予測し、「2026年時点で、PSVはオランダで唯一の真のトップクラブだ」と絶賛した。