
アルビレックス新潟を2025シーズン限りで退団したDF堀米悠斗は、10年ぶりに北海道コンサドーレ札幌へ復帰。MF荒野拓馬や昨季限りで現役引退した深井一希氏が、同選手の去就決定に関わっていたという。
堀米は1月9日に札幌市内で行われた『北海道コンサドーレ札幌キックオフ2026』に出席。トークショーで古巣復帰の裏側を訊かれると、「新潟を満了になった時、深井と荒野に相談した」と2選手の名前を挙げた上で、「深井から『帰ってこいよ』と言ってくれて、河合竜二GM(ゼネラルマネージャー)に連絡した」と語っている。
現在31歳の堀米は、札幌の下部組織出身。2013年に深井らとともにトップチームへ昇格すると、当時の主将である河合から評価され、副キャプテンを務めた。2016年まで札幌で過ごした後は、新潟に9シーズン在籍。中心選手としてチームを引っ張り、2025シーズンもJ1リーグ戦26試合に出場していたが、契約満了を告げられた。
そんな堀米は、新潟のJ2降格決定直後のコメントで話題に。同クラブについて「サッカーへの情熱が弱いチーム」と苦言。「サッカーが大好きな人を集めてほしい。下手くそでも、そこに対する情熱を持った人」とクラブの補強に言及したほか、「今季のJ2降格という結果をチームとしてではなくクラブとしてもう少し深刻に受け止めないといけない」とクラブの姿勢について持論を述べていた。
堀米の札幌復帰は、いちサッカー選手として何を大切にしてきたか、その原点に立ち返る選択であったと言える。契約満了という厳しい現実の中で、彼が頼ったのは人と人とのつながりであり、同じ価値観を共有してきた仲間の存在であった。
一方で、新潟で残した言葉は、クラブが結果とどう向き合い、どのような情熱を内包すべきかを問いかける重いメッセージである。選手の熱量は、クラブの姿勢によって引き出されもすれば、失われもする。堀米の決断は、プロサッカーにおいて情熱と理念がいかに重要であるかを改めて示す象徴的な出来事である。
コメントランキング