Jリーグ

星はいくつ?J1リーグ2026新任監督6人の期待度

ガンバ大阪 写真:Getty Images

ガンバ大阪:イェンス・ウィッシング監督

期待度:★★★☆☆

主な監督実績

  • 1.FCギーヴェンベック(2014-2019/ドイツ6部相当)

ダニエル・ポヤトス監督を退任させたG大阪が新指揮官として選んだのは、37歳のドイツ人監督イェンス・ウィッシング氏だ。トップチーム監督としての経験はドイツ下部リーグに限られるが、ボルシアMGⅡ、PSV、ベンフィカ、RBザルツブルクと欧州の名門でアシスタントコーチを歴任し、最新の戦術理論と育成メソッドを吸収してきた。

理論面やトレーニング設計への期待は大きい一方、Jリーグ特有の過密日程や文化への適応は未知数だ。2025シーズンを9位で終えたG大阪は改革が求められており、成功すれば一気に化ける可能性もあるが、逆に結果が出なければ批判に晒されるリスクも高い。ポテンシャルと不確実性が同居する人選であり、期待度は【★★★☆☆】と評価した。


ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images
ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

ヴィッセル神戸:ミヒャエル・スキッベ監督

期待度:★★★★★

主な監督実績

  • ボルシア・ドルトムント(1998-2000/ドイツ)
  • バイエル・レバークーゼン(2005-2008/ドイツ)
  • ガラタサライ(2008-2009/トルコ)
  • アイントラハト・フランクフルト(2009-2011/ドイツ)
  • エスキシェヒルスポル(2011/トルコ)
  • ヘルタ・ベルリン(2011-2012/ドイツ)
  • カラビュックスポル(2012/トルコ)
  • グラスホッパー・チューリッヒ(2013-2015/スイス)
  • エスキシェヒルスポル(2015/トルコ)
  • ギリシャ代表(2015-2018)
  • ボルシア・ドルトムント U19(2019-2020/ドイツ)
  • アル・アイン・サウジ(2020-2021/サウジアラビア)
  • サンフレッチェ広島(2022-2025)

広島を4シーズンにわたり率い、ルヴァン杯2度の優勝に導いたミヒャエル・スキッベ監督が神戸の新指揮官に就任した。ドイツ、トルコ、スイス、代表チームなどで豊富な経験を積み、日本でも確かな結果を残した実績は、今季就任監督の中でも群を抜く。理論とマネジメントの両面に優れ、本来であれば日本代表監督候補に挙がっても不思議ではない経歴だ。

2025シーズンにリーグ連覇を逃した神戸にとって、王座奪還は至上命題となる。主力選手の高齢化という課題はあるものの、戦力と資金力を備えたクラブ環境はスキッベ監督の手腕を最大限発揮できる舞台と言える。適応に一定の時間は要する可能性があるが、成功確率の高さを考慮し、期待度は最高評価の【★★★★★】とした。


バルトシュ・ガウル 写真:Getty Images

サンフレッチェ広島:バルトシュ・ガウル監督

期待度:★★★☆☆

主な監督実績

  • 1.FSVマインツ05Ⅱ(2018-2022/ドイツ4部相当)
  • グールニク・ザブジェ(2022-2023/ポーランド)

スキッベ監督体制を終えた広島は、38歳の若手指揮官バルトシュ・ガウル氏を招聘した。ドイツとポーランドで監督経験を積み、近年はRBライプツィヒでユース育成とトップチームの双方に関わるなど、育成分野で高い評価を受けてきた人物だ。即戦力型というより、中長期的なチーム構築を得意とするタイプである。

就任会見では「結果と若手育成の両立」を掲げており、育成型クラブとしての広島の哲学とも合致する。百年構想リーグを適応期間と捉え、秋春制に移行する2026/27シーズン以降を見据えたロードマップが透けて見える人選だ。未知数な部分は多いが、挑戦的かつ広島らしい決断として、期待度は【★★★☆☆】とした。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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