
アビスパ福岡は新シーズンへの始動を前に、金明輝監督が退任する見込み。すでに桑原勇斗、埴田健両コーチが退任し、サガン鳥栖下部組織監督時代にパワーハラスメント(パワハラ)行為が認定されたことで話題を呼んでいた同監督の去就で揺れるなか、同クラブのスポンサー元関係者から批判が湧き起っている。
『株式会社博多グリーンホテル』は2025シーズンもプレミアユニフォーム・パートナーとしてスポンサー契約を継続。2023年9月末に博多グリーンホテルを退職した児玉慎一郎氏は、以前から福岡を後押ししているが、金監督の電撃退任報道を受けて、Xで自身の感情をあらわに。クラブに対して以下のように批判している。
「この迷走の責任は、監督だけの責任で良いのだろうか? 選手の入れ替え発表もほぼ終わり、始動開始直前にこれは、酷過ぎる。 余りにも残念です」
金監督を巡っては、2024年12月の就任直後に食品製造メーカー『株式会社ふくや』をはじめ複数の企業がスポンサー契約を満了。同監督の招聘がクラブの基本理念「アビスパ福岡は、スポーツを通じて、子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与えます」に合致しないとの意見も噴出していた。
その福岡は2025シーズンのJ1リーグ戦を12位で終了。日本代表DF安藤智哉がザンクトパウリへ完全移籍するなど、有望株の台頭もみられた一方、シーズン序盤にはホームゲームでの観客数の少なさが問題視されていた。
今回の一連の混乱は、金監督個人の資質や過去の問題だけに帰結させてはならない事案だ。スポーツクラブは勝敗のみならず、地域社会やスポンサー、未来を担う子どもたちからの信頼によって成り立つ存在である。短期的な戦力や実績を優先するあまり、その基盤を揺るがす判断を重ねれば、結果的にクラブの価値を損なう。
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