ワールドカップ 日本代表

最後のふるい落とし。W杯日本代表“サプライズ落選”候補は誰だ

森保一監督 写真:Getty Images

カタール大会から一変した日本代表の立ち位置

現在の日本代表が誇る選手層の厚みは、W杯初出場のフランス大会以前から代表を見続けてきたファンにとって隔世の感があるだろう。前回カタール大会ではポッド3としてスペイン、ドイツと同組になり、明確な挑戦者として臨んだが、北中米大会ではポッド2に位置し、立ち位置は大きく変化した。

初戦でオランダ代表と対戦し、その後にチュニジア代表、欧州プレーオフ勝者が控える。48か国制により、グループ突破後も32強からのスタートとなり、8強進出にはノックアウトステージで2勝が必要だ。大会方式の変更は、選手起用やメンバー構成の難易度をさらに高めている。

カタール大会では“弱者の兵法”とも言えるカウンター戦術がハマったが、北中米大会では日本が警戒され、相手が守備を固めてくる展開も想定される。その中で求められるのが、局面を打開できる「個」の力だ。

三笘薫や堂安律らのスピードは武器だが、ボールを保持した状況で崩し切る力は課題として残る。南野の離脱により、パスで局面を変えられる存在が不足する中、鎌田大地や久保建英、鈴木唯人といった選手の役割はより重要になる。


現時点での日本代表26選手予想

W杯メンバー発表までは、まだ時間がある。あくまで現時点という前提で、日本代表26人を予想する。

GK:鈴木彩艶、大迫敬介、早川友基
※サプライズ落選候補:野澤大志ブランドン、小久保玲央ブライアン

DF:板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝、瀬古歩夢、菅原由勢、谷口彰悟、渡辺剛、鈴木淳之介
※サプライズ落選候補:町田浩樹、長友佑都、高井幸大

MF:遠藤航、守田英正、鎌田大地、田中碧、佐野海舟、鈴木唯人、藤田譲瑠チマ
※サプライズ落選候補:旗手怜央、佐野航大、三戸舜介

FW:伊東純也、三笘薫、前田大然、堂安律、上田綺世、中村敬斗、久保建英、小川航基
※サプライズ落選候補:浅野拓磨、町野修斗、古橋亨梧、相馬勇紀、細谷真大

DF陣に関しては、町田が仮に万全な状態で復帰したとしても、現在の勢いや成長曲線を考慮すれば、瀬古、渡辺、鈴木淳之介の伸びしろを優先すると予想した。また、招集のたびに議論を呼ぶ長友についても、リスペクトを前提にしつつ今回は選外とした。

MFを見ると、やはりパサー不足は否めない。南野の穴をタイプ的に埋められそうなのは鎌田くらいで、今回は鈴木唯人を選出予想とした。国際経験の不足は明らかだが、「南野の代役」という観点では、現時点で最も近い存在ではないだろうか。

FWは実績を重視した顔ぶれとなったが、最大の不安要素は上田の負傷リスクだ。万が一の場合は前田や小川がセンターフォワードを務めることになるだろうが、純粋な決定力という点では一段落ちる。現実的な代役候補としては、町野か細谷が浮上してくるだろう。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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