
オランダ1部エールディビジの上位争いを続けている日本代表のFW上田綺世とDF渡辺剛が所属するフェイエノールトは中盤に相次ぐ負傷者を抱えている。今2025/26シーズン開幕時には複数の中盤の選択肢を有していたものの、現状は稼働できる選手が限られ、チームの戦術に不安を残した状態で、不調な試合が続いている。
大手メディア『ESPN』オランダ版は、フェイエノールトがNECナイメヘンに対し、MF佐野航大の獲得に向けて正式に接触したと報じた。同メディアは、フェイエノールトが負傷者続出の状況を受け、「フェイエノールトはNECに対して佐野獲得のために正式に名乗りを上げた」「ダイナミックなMFを戦力に加えたいと考えている」と伝えている。日本代表の経験もある佐野は、NECと2028年6月末まで契約を結んでいる。
同メディアは、フェイエノールトのMFヤクブ・モデルが今シーズン前半を全休し、MFファン・インボム、MFクインテン・ティンバー、MFセム・スタインも複数試合を欠場した状況が伝えられている。
また、ティンバーの契約は来2026年夏に満了を迎えるが、現時点で延長合意には至っていないと伝えている。フェイエノールトはティンバーの退団を想定し、佐野を「理想的な後継者」と評価しているという。
さらに同メディアは、佐野がオランダ加入後に安定したプレーを続け、リーグ戦66試合で7ゴール8アシストを記録している点にも言及した。フェイエノールト以外にも、PSVアイントホーフェンやブンデスリーガのマインツ05が関心を示している状況も伝えられている。
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