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二田理央が湘南ベルマーレ退団?“埼スタ使用料2倍”が浦和レッズ復帰後押しか

二田理央 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ所属のFW二田理央は、浦和レッズからの育成型期限付き移籍期間が2026年1月31日に満了を迎えるが、2025シーズン限りで退団する可能性が高いとみられる。

 湘南の公式オンラインストアでは、12月27日の時点でユニフォーム販売対象のネーム一覧に二田の名前がない状況。すでに退団しているブラジル人FWルイス・フェリッピの取り扱いがあるとはいえ、退団の可能性は十分考えられるところだ。

 一方、浦和はホームスタジアムである埼玉スタジアムの使用料が現在の2倍に。一般社団法人浦和レッズ後援会の関係者である『税理士法人ファシオ・コンサルティング』の八木橋泰仁代表社員税理士は、2024年度のスタジアム運営関係費が8.6億円であることに触れた上で、「恐らく負担増になるのは4~5億円くらいなのかなと思いますが、他のクラブだと軽く経営破綻するレベルと思います。レッズでもかなりの負担増。少なくとも補強費はかなり削らざるを得ない」と指摘していた。

 現在22歳の二田は、2021年6月にサガン鳥栖とプロ契約を結ぶと、同年7月から2024年6月までオーストリア国内クラブでプレー。2024年6月に浦和へ完全移籍で加入したが、Jリーグ復帰1年目はJ1リーグ戦10試合の出場で1ゴール。2025シーズンはわずか4試合の出場と、レギュラー定着には至らなかった。

 2025シーズン途中に湘南へ移籍した後、リーグ戦13試合の出場で1ゴール2アシストと、出場機会を増やした二田。レンタル元の浦和が埼玉スタジアムを巡る問題を抱え、期限付き移籍している選手を復帰させるなど、移籍金がかからない形での編成に注力する可能性があるだけに、同選手の浦和復帰も考えられるところだ。