Jリーグ 水戸ホーリーホック

水戸MF齋藤俊輔にドルトムント・ハノーファーなど4クラブ関心「過小評価された逸材」

齋藤俊輔 写真:Getty Images

 J1昇格組の水戸ホーリーホックは12月28日、MF齋藤俊輔が海外移籍を視野に入れた交渉・準備を行うと公式発表。育成業務提携先のドイツ2部ハノーファーへ加入し、DF松田隼風やMF碇明日麻とチームメイトになる見込みだという。

 ドイツ『liga-zwei』は12月28日に「ハノーファーが再び日本から補強へ、齋藤の加入が目前に」とリポート。同選手の去就や他クラブからの関心について以下のように報じている。

 「ハノーファー移籍で合意間近であり、多くの関係者が齊藤の行き先はハノーファーになると見ている。早ければ数日以内にも進展がある。これは、同じく水戸から加入した松田や現在はセカンドチームに所属する碇と同じステップを踏むことになる」

 「一部ではドイツ2部SVエルフェアスベルクや、ブンデスリーガ所属ザンクトパウリ、ボルシア・ドルトムント(ドルトムントの場合はU-23チーム想定)など3クラブが関心を示していると報じられている。ただ、ハノーファーと水戸の強固な協力関係を踏まえると、ハノーファーが獲得レースで圧倒的に有利な立場にある」

 現在20歳の齋藤は、横浜F・マリノスの下部組織出身。桐光学園高校を経て、2024年に水戸へ加入しているが、プロ1年目からJ2リーグ戦16試合の出場で1ゴールをマーク。2025シーズンはリーグ戦27試合の出場で8ゴールと、J1昇格に貢献した。

 齋藤が海外移籍する可能性は以前から報じられていた。オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏は、2025年6月の時点で「J2から海外移籍の可能性がある選手」のひとりとして、齋藤を紹介。「彼は頭角を現しつつある。現在J2リーグで首位を走る水戸で素晴らしい活躍を見せている」「過小評価されている逸材だ」「彼は急成長を遂げている」などと評していた。