
スタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗は、少なくとも2025/26シーズン終了後まで残留する見込み。本人がリーグアンとリーグドゥ(フランス2部)の違いについても語っている。
フランス『L’Union』で12月27日に掲載されたインタビュー記事によると、中村本人は「フランス2部リーグ得点王を目指しているか」という問いに対して、「はい、非常に良い目標になると思います」と回答。「自分がゴールを決めてチームが勝つこと、それが何よりも重要です。ただ、それ(個人の記録など)ばかりを考えたくはありません。エゴイストにはなりたくないですし、チームのことも大切に考えていたいのです」と、チーム全体のバランスを重視する姿勢を見せたという。
2024/25シーズン終了後の2部降格により、移籍の可能性も取りざたされていた中村だが、2部リーグでのプレーについて、こう前向きなコメントを残している。
「リーグアンの頃は守備に追われることが多く、攻撃面でそれほどボールを持つ時間がありませんでした。しかし、リーグドゥではボールを保持する時間が増えたため、攻撃に割ける時間も増えました。1対1を仕掛けるチャンスも多くなったので、積極的にチャレンジするようにしています。自分の実力を証明しやすいと感じています」
中村の去就を巡っては、現地メディア『ランスVDT』が12月10日に「冬の移籍市場が近づき、獲得を狙うクラブも現れるかもしれない。しかし、彼にランスを退団すべき理由は一つもない」とリポート。これによると、日本代表の森保一監督は中村に対して「もしランスに残留してコンスタントにプレーするなら、2部リーグでも日本代表のリストに入れる。条件はプレーすることだ」と伝えたという。
「自分の持ち味をより一層証明できている」「2部得点王が良い目標になる」というコメントも踏まえると、本人が現在の環境にある程度満足していることが伺える。それだけにシーズン途中で所属クラブを変える可能性は極めて低いとみられる。
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