
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
「優勝はたぶんできないです」
(9月20日:J1第30節浦和レッズ戦後)
9月20日、メルカリスタジアムで行われたJ1第30節浦和レッズ戦。鹿島アントラーズはFW鈴木優磨の決勝ゴールで1-0の勝利を収め、勝ち点で首位に浮上した。
しかし試合直後のDAZNフラッシュインタビューで、鈴木の口から飛び出したのは、喜びとは正反対の言葉だった。「勝点3を取れたことは良かったですけど、情けないゲームで、これじゃ優勝できないですね」と切り出し、先制後に主導権を握れなかった試合内容を厳しく批判した。
さらに「大舞台になればなるほど、“ボールを受けるのが怖い”選手が多すぎる」「こういう時こそ“ボールをよこせ”という選手が出てこないと、チームは成長しない」と踏み込み、最後は「ハッキリ言って、このままだと優勝はたぶんできないです」と締め括った。
決勝点を挙げた当事者による自己批判とも取れるこの発言は、他クラブのサポーターからも「本音を言えるリーダー」「内容を見据えたコメント」と評価され、大きな反響を呼んだ。一方、鹿島サポーターの間では「エースの言葉だけに重い」「正論だが厳しすぎる」と賛否が分かれた。
結果的に鹿島は、このシーズンを9年ぶりのリーグ優勝で締め括ることになる。鈴木の発言は、首位に立ったからこそ生まれた慢心への警鐘であり、チームを引き締める役割を果たしたとも言える。個人タイトルには恵まれなかったものの、その存在感は、シーズンを象徴するものだった。

権田修一(ヴィッセル神戸)
「口先だけのファミリー」
(10月1日:ACLEリーグステージ第2節メルボルン・シティ戦後)
10月1日に行われたACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)リーグステージ第2節、ヴィッセル神戸対メルボルン・シティ。神戸は後半アディショナルタイムにMF汰木康也の決勝ゴールが生まれ、1-0で勝利を収めた。
試合後のフラッシュインタビューで、GK権田修一は「(神戸は)口先だけのファミリーじゃない」と発言。この言葉が、前所属クラブ清水エスパルスで掲げられていたスローガンを想起させるとして、一部の清水サポーターの間で反発や憶測を呼んだ。
権田は清水退団後、海外移籍を模索しながらも無所属の期間を過ごした末、移籍期間外で神戸と契約。条件として、リーグ戦には出場せず、ACLE限定でプレーするという異例の形での加入だった。そうした経緯もあり、あえて過去を連想させる表現を用いたことに、疑問の声が上がったのも事実だ。
加えて、当時、権田の長男が清水の下部組織に在籍していたこともあり、「不用意だったのではないか」「誤解を招く表現だった」とする見方も少なくなかった。本人の真意がどこにあったかは定かではないが、少なくとも発言が波紋を広げたことは間違いない。
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