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日本代表の上田綺世と渡辺剛がオランダで「ブロマンス」?サポータの違いにも言及

フェイエノールト 写真:Getty Images

 オランダ1部エールディビジのフェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世とDF渡辺剛が、オランダでの生活やチーム内での関係について語ったようだ。2人は同じ日本出身選手として日常的に交流があるものの、その関係性については周囲の見方とは異なる認識を示し話題となっている。

 オランダメディア『Voetbalzone』は、同国メディア『Het Algemeen Dagblad』のダブルインタビューの内容として、上田と渡辺がオランダで経験した最大のカルチャーショックについて言及したことを伝えた。同記事によると、2人の間に「ブロマンス(男性同士の非常に深く親密な友情や絆)」があると語られることが多いが、上田はその見方を否定している。

 上田は、「一緒に行動することはあるが、常に一緒にいるわけではない。2人とも結婚している。ブロマンスという表現は大げさだ」と語り、私生活を含めた距離感について説明した。

 一方、渡辺は、日本とオランダの文化の違いについて具体的に話した。渡辺は、オランダの人々はとても直接的であり、加入して間もない時期からフェイエノールトのサポーターが頻繁に声をかけてきたと述べている。渡辺は、良い点も悪い点も率直に伝えてくる点が日本との大きな違いだと説明した。

 渡辺は、日本では遠くから見られたり指をさされたりすることが多く、前に出て話しかけてくる人は少ないと述べた。その上で渡辺は、サポーターとの距離が近いオランダの接し方の方を好んでいると語り、日本のファンにも気軽に話しかけてほしいと望んでいることが伝えられた。