
アルビレックス新潟は12月21日、同クラブOBである田中達也氏のU18監督退任を公式発表。クラブは功労者の今後を明かしていないが、2026年は新潟に残らないことが決まっているという。
現在43歳の田中氏は帝京高等学校をへて2001年に浦和レッズへ入団。2012年まで浦和でプレーした後、2013年から2021年まで新潟に在籍。2021シーズンをもって現役を引退した後は、新潟のトップチームでコーチを務めたほか、下部組織でも指導に当たっていた。
1シーズンでU18監督を退任した田中氏だが、新潟市内の飲食店『ちゃんこ大翔龍』は22日にインスタグラムを更新。同氏と店舗関係者によるショット画像をアップした上で、こう綴っている。
「新潟に来てくれてありがとう。選手としても、指導者としても、人としても本当にリスペクト出来る素晴らしい人格者。浦和のワンダーボーイがご家族と共に新潟に居を移してすぐにお店に来てくれた時、田中家皆さんがとても不安そうだった記憶があります」
「そんな田中家も、小学生だった長女の聖愛ちゃんはプロサッカー選手に、その時いなかった長男君も新潟で生まれ育って今やミニワンダーボーイに.…すっかり新潟に根付いて、選手→コーチ→監督と貢献してくれた事は本当に夢のようで感謝しかありません」
「選手の時も努力を惜しまない人でしたが、指導者になっても選手一人一人のパフォーマンスや悩みを親身に考え労苦を惜しまず指導してくれる人なので、この先も更に素晴らしい指導者として活躍してくれる事と確信しています。そして願わくば、いづれ新潟のトップチームの監督として戻ってくれたらこんなに嬉しい事はありません。達也君、本当に本当にありがとうございました」
田中氏が新潟で通っていた飲食店とみられるだけに、この投稿は同氏がU18監督退任のみならず新潟から去ることを意味するものである。現時点で新天地は明らかになっていないが、新潟で10年以上にわたり生活していた元ストライカ-の去就に注目が集まりそうだ。
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