
鹿島アントラーズ所属のブラジル人FWレオ・セアラは今冬移籍の可能性が報じられるなか、2度目となるJリーグ挑戦を回顧。2021年にECヴィトーリアから横浜F・マリノスへ完全移籍しているが、その時の出来事を明かしている。
レオ・セアラは12月下旬、ブラジル『GOAT』のインタビューに応じた際、幻のECバイーア移籍、およびJリーグ再挑戦の裏側を告白。当時、2020シーズン限りでECヴィトーリアを契約満了により退団していたが、その理由についてこう語っている。
「本当はヴィトーリアに残りたかったが、当時の会長の存在が邪魔だった。彼がクラブでやっていることの全てに納得できなかった。だから契約更新を断念した」
また本人談によると、ヴィトーリア在籍時には新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、クラブの財政難による給与未払いの問題を抱えていたとのこと。「給与の支払いが遅れ、6、7ヶ月も支払われなかったにもかかわらず、あのシーズンの最後までヴィトーリアでプレーした。怪我のリスクを避けるためにプレーをやめることもできたが、プレーし、クラブを降格危機から救ったんだ」とコメントしている。
レオ・セアラはヴィトーリア退団後にバイーアと仮契約を結んだと取りざたされている。この一部報道について本人は「真っ赤な嘘だ」「当時も今も、バイーアとの間には何もない」と完全否定している。
なお同選手の去就を巡っては、ブラジル『Massa』が2025年12月22日、独自に入手した情報として「ECバイーアがレオ・セアラの獲得に動いている」と報じている。ただ一方で、鹿島との契約は2027年12月まで残っているほか、400万ドル(約6億3,000万円)の契約解除金が設定されているという。
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