
ファジアーノ岡山出身であり、NECナイメヘンでFW小川航基やFW塩貝健人とチームメイトの日本代表MF佐野航大には、すでにオランダ1部PSVアイントホーフェン移籍の可能性が報じられているが、ここに来てブンデスリーガ行きの可能性が浮上。実兄である日本代表MF佐野海舟の後釜として、マインツが獲得調査に乗り出しているという。
佐野航大はナイメヘンとの契約を2028年6月まで残しているが、以前からMF三笘薫所属のブライトン、DF板倉滉、DF冨安健洋所属のアヤックスなど、複数クラブからの関心が取りざたされている。そんななか、ドイツ『スカイ』は12月22日、佐野航大の去就について「マインツが獲得に向けて交渉開始」とリポート。これによると、佐野海舟に移籍の可能性があり、実兄にかわるセントラルミッドフィルダーとして弟の航大を代役の最有力候補にリストアップしているというが、ドイツ紙『キッカー』は「移籍は夏まで実現しない見込みだ」と伝えている。
一方、PSV移籍の可能性については、オランダ『AD』が12月19日に報道。これによると、PSV所属MFジョーイ・フェールマンにトルコ1部フェネルバフチェ移籍の可能性があり、同選手の後釜の最有力候補に佐野が挙がっているとのこと。記事では以下のように綴られている。
「PSVは遅くとも2026年夏までにフェールマンが退団すると考えている。後継者探しを本格化させているが、佐野がPSVからオファ-された。PSVのスカウトは以前から佐野に注目しているが、ここに来て代理人からのアプローチもあり、移籍の噂が具体性を帯びてきた。NEC側としては、主力である佐野を簡単に手放すつもりはないだろうが、PSVのようなステップアップは選手本人にとっても魅力的な選択肢となる」
なおオランダ『Rood Groen Zwart』によると、佐野航大の移籍金額は2,000万ポンド(約40億円)にのぼる可能性があるという。PSV、マインツが同選手の争奪戦を繰り広げているものとみられるが、マインツへ移籍した場合は兄弟揃ってプレーする可能性は低いと考えられる。
また、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、佐野航大が2,000万ポンドで移籍するとなれば、岡山に移籍金の0.75%にあたる15万ポンド(約3,200万円)が連帯貢献金として支払われるという。
コメントランキング