
川崎フロンターレ所属の日本代表DF三浦颯太には、すでに海外移籍の可能性が取りざたされている。12月にはスウェーデン1部AIKが同選手の獲得へ動いているが、クラブ間交渉は難航しているとみられる。
AIK移籍の可能性を巡っては、スウェーデンの移籍市場に精通しているダニエル氏が2025年7月の時点で「AIKは三浦を獲得する寸前だった」とリポート。移籍破談の理由として「川崎の移籍金設定額がAIKにとって高額だった」と伝えていた。
その後、スウェーデンのサッカー専門メディア『Fotbollskanalen』は12月11日に「AIK、三浦獲得に向けて交渉中」「クラブ間交渉が再開」とリポート。「三浦と川崎の契約は2028年夏まで残っている」と、両者の契約内容の一部も明かしていた。
今冬の去就に注目が集まるなか、スウェーデン『エクスプレッセン』は12月20日に交渉状況についてアップデート。「AIKは新たなオファーを提示したものの、却下された」「川崎は2025年夏、三浦の移籍金として1000万スウェーデンクローナ(約1億7,000万円)を要求していた」と伝えているが、AIKは依然として同選手の獲得に向けて交渉を続ける姿勢を見せているという。
現在25歳の三浦は、2023年12月にヴァンフォーレ甲府から川崎へ完全移籍し、2024年1月1日のタイ戦で日本代表デビュー。加入1年目にJ1リーグ戦20試合の出場で1ゴール4アシストを挙げると、2025シーズンは開幕戦から3試合続けてアシストをマーク。その後もリーグ戦21試合の出場で4アシストを挙げた。
そんな三浦の移籍先候補には、AIKのみならずスコットランド1部クラブも挙がっている。海外メディア『レンジャーズジャーナル』は11月22日の時点で「三浦はレンジャーズへの移籍が可能なJリーガーだ」と報道。「三浦はイナズマのように速い。卓越したスピードの持ち主である。Jリーグのサイドバックの中でアシスト数が突出している。ポゼッションを重視するチームでプレーする選手としては素晴らしい。空中戦での勝負強さも兼ね備えている」と評しているが、同選手の市場価値は85万ポンド(約1億7,400万円)だという。
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