Jリーグ ヴィッセル神戸

元神戸、アーセナルのフェルマーレン、Jリーグについて語る「楽にプレーできる…」

トーマス・フェルマーレン 写真:Getty Images

 元ベルギー代表でJ1のヴィッセル神戸(2019-2021)にも在籍したトーマス・フェルマーレン氏(2022年引退)は、長年プレーしたプレミアリーグのアーセナル(2009-2014)から、ラ・リーガのバルセロナ(2014-2019)へ渡り、その後に神戸に移籍した。

 アーセナルではアーセン・ベンゲル監督の下で中心選手として活躍し、リーダーシップも発揮していたが、最終シーズンは出場機会が減少。バルセロナ移籍後は負傷に悩まされ、期待されたほどの活躍はできなかった。

 UKメディア『Just Arsenal』によると、フェルマーレンはオランダメディア『Ajax Showtime』のインタビューで自身の選択を振り返り、「振り返ってみると、アーセナルで本当に不満だったわけではないし、ロンドンではとても居心地が良かった」と語った。

 また、神戸で現役生活を終えた同選手は日本のサッカーについても『Ajax Showtime』のインタビューで言及した。

 「Jリーグは身体的なコンディションが非常に高く、スピードもある。年齢を重ねてから行って、少し楽にプレーできるだろうと思ったら……それは無理です。日本人選手についていくには、自分自身も十分なコンディションを保っていなければならない。日本代表も着実に成長していますし、多くの日本人選手がヨーロッパで台頭しています」

 神戸への移籍当時、バルセロナのスポンサーだった楽天が、神戸のオーナーであり、かつて神戸に在籍(2018-2023)していたアンドレス・イニエスタ氏(2024年引退)がそうだったように、フェルマーレンもその縁で日本のクラブに加わることになったと同メディアは説明。同選手は、日本サッカーについて決して過小評価すべきではないと語っている。