高校サッカー

【東海】第104回全国高校サッカー選手権大会の出場校と注目選手

全国高校サッカー選手権大会 写真:Getty Images

帝京大学可児高校(岐阜県)

帝京大学可児高校は岐阜県大会で圧倒的な強さを示した。準決勝を1-0で制すと、決勝では美濃加茂高校に4-1で勝利。4回戦では大垣商業高校を13-0で下すなど攻撃力の高さが際立った。今回で7年連続12回目の選手権出場となり、岐阜県を代表する強豪校といえる。

注目選手は、主将として中盤を支えるMF青木嘉宏だ。2024年の選手権では、2回戦で2ゴールを挙げる活躍をみせている。ドリブル突破やワンタッチでのパス展開に優れ、状況に応じて攻撃的なポジションにも対応できる多才さが魅力だ。

2025年の岐阜県大会でも、美濃加茂高校との決勝で前半終了間際に値千金のゴールを記録。右サイドからドリブルで中央に切り込み、ゴール左隅に突き刺した一撃で試合の流れを大きく引き寄せた。攻撃の起点となる落としやパスワークでもチームを活性化させ、勝利に大きく貢献している。

岐阜県大会で見せた高い得点力と安定した試合運びは、帝京大学可児の大きな武器だ。攻守の切り替えや中盤の連携も成熟しており、全国大会でも持ち味を発揮できれば、上位進出を狙えるだろう。


宇治山田商業高校(三重県)

三重県大会を制し、全国への切符を手にした宇治山田商業高校は、堅実な守備と鋭いカウンターを組み合わせたサッカーが特徴だ。県大会では2回戦から準々決勝まで3試合を連続無失点で勝利。準決勝では三重高校と1-1で引き分け、PK戦を制して勝ち上がり、決勝では津工業高校を2-1で下し盤石な戦いぶりで頂点に立った。

その中で注目したいのが、2年生のMF向井陽人だ。準決勝、決勝という大事な局面でゴールを挙げ、チームを全国大会へと導いた勝負強さが際立つ存在。守備を重視する宇治山田商のスタイルにおいて、限られたチャンスを決め切る力は全国の舞台でも大きな武器となるだろう。若さと将来性を兼ね備えた、今大会注目の選手の一人だ。

宇治山田商業高校の選手権出場は実に11年ぶり。県大会で見せた守備の安定と組織力を軸に、全国の強豪校に挑む。どこまで通用するかは未知数だが、チーム一丸となった粘り強い戦いぶりに注目したい。


地域全体の展望と傾向

東海地域の各校は、それぞれ異なるスタイルを持ちながらも、全国で戦うために欠かせない組織力と試合運びの巧さを共通して備えている点が大きな強みだ。特に中盤でのゲーム管理能力や守備の安定度は地域全体の特徴であり、先制後の試合の締め方や接戦における粘り強さは全国の舞台でも十分に通用するだろう。

短期決戦となる選手権では、一瞬の隙を逃さない判断力や戦術的な対応力が勝敗を左右する。そうした点においても東海勢は十分な力を備えており、選手権でどのような戦いを見せるのか期待が高まる。

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名前:Nao
趣味:サッカー観戦、お酒、子供が所属するサッカークラブの応援
2023年からライターとしての活動を始めました。プライベートでは3人の男児の父親、個人ブログ「FootballAnalysis」を運営しています。サッカーがある日常、特に試合がある日の街の風景やスタジアム周辺の雰囲気が大好きです。多くの人にサッカーの楽しさを知って頂ける記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

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