
リーズ・ユナイテッドに所属する日本代表MF田中碧の古巣が、再び日本人選手の獲得に動くかもしれない。ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフは、スヴェン・ミスリンタット氏を招聘する模様。ボルシア・ドルトムント時代にMF香川真司(現セレッソ大阪)、VfBシュツットガルト時代にMF遠藤航(現リバプール)らの獲得に尽力した実績を持っている人物の動向に注目が集まっている。
ミスリンタット氏は以前から“日本人通”のスカウトとして知られており、かつて香川のドルトムント移籍を手掛けたほか、シュツットガルト幹部時代には遠藤、DF伊藤洋輝(現バイエルン・ミュンヘン)の獲得に成功。オランダ1部アヤックスの幹部として、2023年夏に伊藤の獲得を試みるなど、かねてから日本人選手への評価は極めて高い。
そんなミスリンタット氏は2024年5月、ドルトムントのフロントに復帰。同年7月にはドイツメディア『RUHR24』が「ミスリンタットがスタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗を評価」と報じていたが、獲得には至らず。2025年2月にドルトムントを去って以降、フリーの身となっている。
ドイツ『スカイ』は12月12日、「ミスリンタット氏はデュッセルドルフからのオファーに応じた。クラウス・アロフスの後任として、SD(スポーツディレクター)に就任する見込みだ」とリポート。これによると、アロフス氏は現時点でもSD職を務めているが、退任間近だという。
なお、デュッセルドルフには過去にFW宇佐美貴史(現ガンバ大阪)、MF原口元気(現KベールスホットVA)が所属。2021年から2024年夏にかけて田中が在籍していたクラブとして知られている。ミスリンタット氏がSDに就任する場合、同氏の過去を踏まえると、補強候補に日本人選手の名前が入る可能性はあるとみられる。
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