
オランダ1部エールディビジのアヤックス・アムステルダムが獲得を目指していると、さまざまなメディアで報道されている元プレミアリーグのアーセナルに所属していた日本代表DF冨安健洋について、オランダからは厳しい見方が示されているようだ。
昨2024/25シーズンのプレミアリーグでわずか6分間の出場にとどまった冨安に対し、現時点での獲得には疑問符が付けられているようだ。オランダメディア『VoetbalPrimeur』は、同国メディア『De Telegraaf』のジャーナリストであるファレンタイン・ドリーセン氏のコメントを報じた。
同氏は「冨安は過去にアーセナルでプレーしていたが、長期間負傷していた。だから彼はおそらくアヤックスの環境に慣れるための時間と試合勘を取り戻す必要があるだろう」と指摘している。
また、『VoetbalPrimeur』の報道によると、冨安はアヤックスで出来高払い契約を提示される予定だという。センターバックとサイドバックの両ポジションでプレーできる冨安だが、ドリーセン氏は「アヤックスのDFアーロン・バウマンは良いプレーをしている。ただ、彼はまだ強力な対戦相手と対峙していない。しかし、経験のある冨安がきたら、バウマンが彼から何かを学べるかもしれないが、私は賢い買い物とは思えない」と付加価値を見出していないコメントを残した。
同メディアによると、ドリーセン氏は冨安が長期での欠場が続いていたため試合勘が欠けている点を危惧しており、アヤックスは完全に状態が整っているディフェンダーを狙う方が良いと考えているようだ。
「冨安がどのように戻ってくるかは常に様子を見なければならない。彼は近年チーム練習をほとんどしていない。だから私はこの獲得を理解できない。状態が整っていて、チームをすぐに強化できる選手の獲得に焦点を当てるべきであり、状態を整えるのに3ヶ月が必要かもしれない冨安ではない。そうなるとシーズンがもう終わってしまう。それでは意味がない」と同氏は締めくくった。
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