
スタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗は、12月8日に行われたフランス2部リーグ戦でスーパーゴールを決めたことで話題に。2026年4月に行われる国際親善試合(対イングランド代表)への出場が期待される一方、現地ではランス残留の可能性が取りざたされている。
現地メディア『ランスVDT』は10日、「ここ数週間、中村去就がサポーターの間で議論の的となっている。パッとしなかった1年目を経て、昨季以降ランスの主力選手へと成長したからだ」と前置きした上で、「冬の移籍市場が近づき、獲得を狙うクラブも現れるかもしれない。しかし、彼にランスを退団すべき理由は一つもない」と報じている。
また『ランスVDT』によると、日本代表の森保一監督は中村に対して「もしランスに残留してコンスタントにプレーするなら、2部リーグでも日本代表のリストに入れる。条件はプレーすることだ」と伝えたとのこと。ランスでの好調維持を条件に、代表招集を保証したという。
これには、海外メディア『all asian football』のジャーナリストであるダニーロ氏が反応。「ランスVDTの伝えた内容に同意」とした上で、「ナカムラの現在の調子を考えると、ランスを退団するとは思えない。W杯まで残り数ヶ月というタイミングで、このパフォーマンスを維持し続ければ、彼にとって良いことしかない」と、同じく残留の可能性を報じた。
中村は2025年夏の移籍を目指していたが、ランス首脳陣が移籍を認めなかったこともあり残留。9月中旬に自身の代理人を『クラシコ・スポーツ』へ変更すると、一部で2026年1月以降に移籍する可能性が取りざたされていた。しかし、同選手とランスの契約は2028年6月末まで残っているほか、森保監督からの言葉も踏まえると、今冬残留の可能性は高いとみられる。
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