
オランダ1部エールディビジのフェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が今2025/26シーズン、圧倒的な得点力を見せている。上田はフェイエノールト移籍後、最初の2シーズンで68試合14ゴールと少々物足りない成績だったが、クラブのロビン・ファン・ペルシ監督の下で覚醒。今シーズンのリーグ戦15節終了時点で既に18ゴールを挙げ、過去2シーズンの合計を大きく上回る活躍を見せている。
その活躍もあってか、オランダメディア『Football Transfers』は、リーグ・アンのオリンピック・リヨンが上田獲得に理想的なクラブであると報じた。同国のサッカーに特化したデータ分析とスカウティング支援を提供するSciSports社のデータ分析によると、上田とリヨンの「クラブフィット度」は83を記録。出場時間、フォーメーション、プレースタイルの全てが上田に適合すると同メディアは伝えた。
リヨンは今シーズンのリーグ戦でチームのゴール数は21に留まり、得点力不足が深刻だ。現在アタッカーとして起用されるFWマルティン・サトリアーノは全公式戦14試合で3ゴールのみ。同メディアは「上田がはるかに容易にネットを揺らせることを考えると、リヨンが1月のうちに移籍についてフェイエノールトに打診することは理にかなっている」と指摘した。
ファン・ペルシ監督は上田について「より大きなリーグでも実力を発揮できるか確信している」と断言。オランダメディア『De Telegraaf』も「このペースで続ければ、2026FIFAワールドカップ前に海外クラブが、上田を求めて列をなすだろう」と報じており、上田の市場価値は急上昇している。
フェイエノールトは現在国内リーグで2位につけているが、1月の移籍市場でのビッグオファーを警戒する状況なのかもしれない。
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