
ブラジル2部アヴァイFCからパンサイドゥへ期限付き移籍していたブラジル人FWマウリシオ・ガルセスが、Jリーグ移籍へ向かっているという。
現在28歳のガルセスは、身長183センチで右利きのアタッカー。コリチーバをはじめブラジル国内複数クラブを渡り歩いたほか、2022年にはブルガリア1部CSKAソフィアに在籍。2025年3月にアヴァイFCからECジュベントゥージへ期限付き移籍したが、ブラジル1部リーグ戦で3試合の出場にとどまると、6月に退団して今度はパンサイドゥへレンタル。新天地では2部リーグ戦21試合にスタメン出場し7ゴール4アシストと、主力選手として活躍していた。
そんなガルセスの去就を巡っては、米メディア『ESPN』ブラジル版のフェリペ・シウバ記者が「彼はパンサイドゥに残留しない。アヴァイ復帰も予定されていない。日本へ行く方向に進んでいる」とJリーグ挑戦の可能性をリポート。依然としてブラジル2部所属の複数クラブが同選手の獲得を狙っているものの、日本行きが有力であるが、関心を寄せているJリーグクラブ名は挙げていない。
なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ガルセスとアヴァイの契約は2027年12月まで残っているとのこと。完全移籍での獲得となれば、相応の移籍金が発生するものとみられる。
ガルセスの動向は、ブラジル2部で確かな実力を示したことにより、ブラジル国内外の複数クラブが注視する状況となっている。なかでもJリーグ移籍が最有力とされる背景には、リーグとしての競争力向上や助っ人枠の戦略的活用があると考えられる。
契約期間の長さから移籍金の発生は避けられず、最終的な交渉の行方は依然として不透明だ。しかし、ガルセスのプレースタイルと実績を求めるクラブは確実に存在するとみられ、今後の決断は彼のキャリアにおける重要な転機となるだろう。
コメントランキング