
イスラエル代表FWディーン・デイビッドは2025年夏、同国1部マッカビ・ハイファから横浜F・マリノスへ完全移籍。新天地でレギュラーに定着していないだけに、イスラエルでは横浜FM移籍への懐疑的な見方が広まっているほか、母国復帰論が沸き起こっている。
現在29歳のデイビッドはハイファに4年間在籍し、通算184試合出場で76ゴール15アシスト。2024/25シーズンもリーグ戦とプレーオフあわせて30試合出場で14ゴール4アシストと結果を残し、横浜FMへ完全移籍した。
しかし、J1リーグ戦では10試合の出場もスタメン出場は3試合にとどまり3ゴール。FWジョルディ・クルークスやFW谷村海那らとのポジション争いで遅れをとっている。
この現状に対して、イスラエル代表OBのギリ・ヴェルムート氏は、イスラエル『All In』制作のポッドキャスト『Kick Talk』に出演した際に「なんて残念な移籍なんだ」と辛辣なコメントを残し、同選手の去就についてこう述べたという。
「もし彼がこの冬、移籍市場に出ているとしたら、マッカビ・テルアビブといったイスラエル国内の強豪クラブが獲得に乗り出すだろう。イスラエル史上最高の選手だとは思っていないが、絶対的ストライカ-であることは確かだ。彼がいないのは、イスラエル国内リーグにとって損失だ」
デイビッドの現状は、選手個人の適応力やチーム戦術との相性だけでなく、移籍がもたらす価値とリスクを改めて考えさせる事例である。母国では得点源として評価が確立していただけに、日本でスタメンでの十分な出場機会を得られない状況は、イスラエル側から見れば大きな損失と映るのも無理はない。
もっとも、選手のキャリアは一つの環境に依存するものではなく、競争の中で自らの存在価値を示すことで再び道は開けるはずだ。デイビッドが新天地での困難を乗り越え、自身の真価を証明できるか否かが、今後のキャリアを左右する重要な局面となるだろう。
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