
サンフレッチェ広島、浦和レッズ、ヴィッセル神戸OBの槙野智章氏は現在、神奈川県社会人サッカー1部リーグ所属の品川CCを指揮。先日、日本サッカー協会(JFA)が認定する指導者ライセンスの取得を報告しているが、日本代表監督就任も視野に入れているという。
槙野氏は25日にインスタグラムを更新。「1年間やってきました。監督になる為に必要なProライセンスが修了しました!」と報告した上で、「たくさんの学びがあり、色々な経験をし、刺激をもらいました。色々なサッカー感があり自分自身をアップデート出来ました チューターの皆さんをはじめ、一緒に切磋琢磨してきた受講生の皆さん本当にありがとうございました」「さぁ、準備は整いました!!これからが楽しみ」と綴っている。
解説業と並行しながら、指導者としてのキャリアも積んでいる槙野氏だが、2025年3月には自身の将来について語っていた。3月16日午前放送のワイド番組『ONE-J』(TBSラジオ)で、本仮屋ユイカさんや横山雄二アナウンサーとの対談したが、その際に「将来的に日本代表の監督も視野に入れている?」と訊かれると、「目指しています」とコメント。指導者ライセンスの制度についてこう苦言を呈していた。
「プロの監督になるためには、S級ライセンスが必要。日本では(S級を取得するまでに)10年、15年かかると言われている。それは大きな問題だと思っていて。経験のある人が(S級を取得するのに)そこまで長い時間がかかっていると、年齢を重ねるし、その人の価値が落ちる。欧州は選手上がりの監督がしっかりと(選手に)伝える時間がある。ただ僕はそれを3年で終わらせようとしている」
槙野氏の発言は、単なる個人的なキャリア宣言にとどまらず、日本サッカーの指導者育成制度そのものへの問題提起である。長期間を要するS級ライセンス取得の仕組みは、実務経験を持つ元選手が早期に指導者として能力を発揮する機会を狭めている点で改善の余地が大きい。
欧州のように選手上がりの監督がスムーズに指導現場へ移行できる構造が整えば、日本代表を含む国内サッカーの競争力向上につながることは明白である。槙野氏が3年で準備を整えようとする姿勢は、制度に依存するのではなく、自らの意思と努力で未来を切り開こうとする強い意思の表れであり、日本サッカー界に新たな風を吹き込む存在となり得るであろう。
コメントランキング